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この茫漠たる荒野で [映画]

この茫漠たる荒野でを観た。
1870年、南北戦争終戦から5年。南軍に属し激しい戦いを経験したキッド大尉は現在はアメリカ南部の各地を転々とし町の住人達に新聞の記事を読み伝える事を生業としていた。仕事を終え次の町に向かう途中何者かに襲われながら生き延びた白人少女を救うが少女は幼い頃にネイティブアメリカンに誘拐され育てられたため英語が話せず白人社会にも溶け込もうとしなかった。

NETFLIXにて。アメリカでは昨年末に劇場公開された。

トム・ハンクス初の西部劇。トイ・ストーリーのウッディは人形西部劇のキャラクターではあるけど。
ポール・グリーングラス監督にとっても初の西部劇。
西部劇らしいアクション活劇的な所もちょっとは有るが戦争が終わっても根深く残っているアメリカ国内の南と北の対立、そして先住民と入植者の対立という時代的な所が重要になっている。
150年後のトランプ政権下で顕著となったアメリカ国内や世界での対立構造の中で作られるべきして作られた映画のように思う。
新聞記事、それは言葉という事になるのだろう。言葉は相手と戦うための武器にもなるしお互いを知り合うための手段ともなる。武器としても手段としても正しく使うべきと。その正しさを誰が決めるのか。といった所がややこしいが。

ネタバレ有。
最終的に大尉と少女は親子になったのだろうとは思うがその事は完全にはっきりと断定した方がいいと思う。普通に考えれば親子なんだろうけどあの時代のアメリカ南部となると別の関係にも取れる感じになってしまっている。そんな事を考えてしまうのが下衆いのか。

ネタバレ無し。
エンドクレジットを眺めていたらメア・ウィニンガムが出演している。思い出すと多分最初の方の大尉に少女の世話を頼まれた人の奥さん役がそうでないかと思う。
1989年のターナー&フーチすてきな相棒ではトム・ハンクスと恋仲になる獣医役で共演。
トム・ハンクスにはまたこういったコメディに出て欲しいと思い続けてもう何十年も経ってしまった。

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