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ジャングル・クルーズ、モンタナの目撃者 [映画]

ジャングル・クルーズを観た。2020年、アメリカ、2時間8分。
第一次世界大戦中。アマゾンのジャングル奥地に有るという全ての病を治療する伝説の花"月の涙"を平和利用のため採取に向かう英国人女性植物学博士。しかしドイツ帝国の皇子もその花を軍事目的のために狙っていた。

ディズニーランドのアトラクションを映画化。と言えば『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの興行的な大成功が思い起こされ、その夢を再びといった所かと邪推。アトラクションの映画化としては以前には他にエディ・マーフィ主演の『ホーンテッド・マンション』も有ったなあと思い出すが内容の方は全然憶えていない。
ディズニーランドにはうん十年前に一度きりしか足を踏み入れた事が無い。イクスピアリのシネコンには何度か行っている。なのでアトラクションのジャングル・クルーズについては全く知らないが、映画の最初の方でドウェイン・ジョンソン演じる船長の観光客向けのクルーズの様子でなんとなくの感じは分かった。恐らくアトラクションでの船長さんもジョーク多めで進行させるのでは。
映画で登場する動物が一部CG感が強めなのはアトラクションの動物も作り物感を残しているからだろうか。

想像だとそんなに激しいアトラクションではないのだろうと思う。そこから話を拡げてそこそこスケールの大きい物語にしたのはさすがだなあと感心する。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズと『インディ・ジョーンズ』シリーズとを合わせて超古代文明も混ぜ合わせたという感じではあるけど。
ドイツ海軍のUボートを出してきた所が面白かった。

"月の涙"を守る部族の人達は自分達のためには"月の涙"を使わなかったという事なのだろうか。何百年にも渡ってそんな神秘の力が身近に有ったのなら何人かは使った人がいたんじゃないかと思ってしまう。

ポール・ジアマッティが出ているが映画を観ている間中ずっと名前なんだっけ?と考え続けて、何故か全く関係の無いディラン・マクダーモットの名前か思い浮かんで来てしまい遂に最後まで出てこずエンドクレジットでようやっと分かった。
そして実はエミリー・ブラントの名前も出てこなかった。
ジェシー・ブレモンスはすんなり名前が出てきたんだけど。



モンタナの目撃者を観た。2021年、アメリカ、1時間40分。
フロリダで起きた州検事宅の爆発事故。そのニュースを見た訴訟会計士は息子を連れモンタナの義理の弟の元へと向かうが二人組の殺し屋がその後を執拗に追う。殺し屋たちはこの件に関わる全てを闇に葬る為に手段を選ばず遂には大規模な山林火災まで引き起こす。

アンジェリーナ・ジョリーが心に傷を負った山岳消防士を演じる。
全く関係の無い事件に巻き込まれていくが、消防士が主役なだけに当然火災が起こる。その事件と火災が起きる原因の関連がちゃんと理屈が通っていて納得できる。ただ、火災シーンはそれほど重要視はされていなくて、あくまでシチュエーションとして事件と同時期に火災が起きているといった感じ。火災現場で主人公が心の傷を克服する作用は一応有るが。

ハリウッド映画のトレンドで『ジャングル・クルーズ』もそうであった様に女性が主導権を握る。これが数年前の3D映画みたいに一時のトレンドで終わらない様にしないといけないのでは。そのためには何が必要かと言えば、一番はそれによって映画が面白くなればいいわけで。残念ながら3Dはこれまでの所ではそれによって面白くなったとは言い難い。
本作では最強のサバイバルガイドの女性がカッコ良かった。サバイバルガイドの女性がカッコ良かったのは悪役の殺し屋(男性)が良かったからという所もかなり大きいと思う。最強のサバイバルガイドと殺し屋が最後に対峙するシーンが良かった。
女性が主導権を握ればそれでいいのではなくて女性、男性どちらが優位とかも無くお互いが同等の立場で映画を面白くしていくのが理想なのだろうと思う。

子役の少年の唇がアンジェリーナ・ジョリーの特徴的な唇に似ている様に思えて、もしかしてアンジェリーナ・ジョリーの息子なのかなと思い込んで、そうならブラッド・ピットの息子でもあり、そう思い込んだら少年の顔にブラッド・ピットの面影が見えるようになってきて、これは間違いなく少年はアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの息子だと確信したけど違った。全然赤の他人。お恥ずかしい。
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