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『恋は光』『ジャッキー・ブラウン』『エルヴィス』『ミニオンズ フィーバー』 [映画]

『恋は光』を観た。2022年、日本、1時間51分。
恋とは無縁だった大学生の青年が同じ大学の一人の女性に今までにない感情を抱く。この感情はなんなのか?青年は先ず恋を定義する事から始める。

『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』の小林啓一監督の新作が公開されていたのを公開から約1ヶ月が経って知った。
最近は映画の情報にも疎くなってしまった。知ってたのに忘れてた可能性も有る。

事前の情報が一切無くても恋愛映画なのだろうな。と、大体分かるが、そこはさすが小林監督なので一癖有る恋愛映画で面白かった。
小林監督の作品の面白さは会話に有るのだろうと思う。言葉のチョイス、リアクション、間が面白い。
最近の日本の俳優さんの事はあまりよく分からなくなっているが本作に出ている若い俳優さんたちは芝居が上手で面白いなあと思った。それに当然可愛い。上手なのは実力で面白いのは小林監督の作品だからなのかもしれない。

主人公の青年は恋は光である。との結論に至る。多くの人の共感も得るかもしれないが全員が賛同する事も無いのだろう。結局恋の定義は人それぞれで、それぞれの定義が時に激しくぶつかり合うからややこしくなる。と、分かった様な振りをする。
本作においての恋の定義の前提として、1対1の関係で時間が経っても変わらないものとしている。それって恋と言うより純愛と言っていいんじゃないだろうか。

エンドクレジットでかかる曲はShe&Himのin the sunで好きな曲なので良かった。映画の内容と歌詞の内容が恐らく合っているのだろう。

She&Himの情報を熱心に追っているわけではないので最近はどうしているのかは知らなかったがユーチューブの公式チャンネルの更新を見ると最近も活動をしているみたい。



『ジャッキー・ブラウン』を観た。1997年、アメリカ、2時間35分。
銃の密売人がメキシコに保管している現金をアメリカに持ち込む手伝いをしているスチュワーデスのジャッキー。密売人を逮捕するため警察はジャッキーの協力を強制的に要請する。

池袋HUMAXシネマズ、「クエンティン・タランティーノ=10分の4+1」にて。

劇場公開以来に観た。25年振りという事は公開25周年。
記憶は定かではないがタランティーノ作品を無駄に長いなと感じ始めたのは本作からかもしれない。今回久し振りに観てもやっぱり長かった。
その長さでパム・グリアとブリジット・フォンダのそれぞれ違った美しさは堪能出来る。

サミュエル・L・ジャクソンのカンガルー(ブランド名はカンゴールというらしい)ファッションは当時日本でも流行した様な記憶。

原作はエルモア・レナード。タランティーノ監督で原作モノは本作だけだろうか。調べてみるとフランク・ミラーのグラフィックノベルが原作の『シン・シティ』で一部分だけを監督している。
エルモア・レナードの映画化された作品では『アウト・オブ・サイト』が面白かった。マイケル・キートンが本作で演じた火器局の刑事は『アウト・オブ・サイト』にも登場して同じくマイケル・キートンが演じている。

ネガティブカッターはモー・ヘンリーではなくゲイリー・ブレット。



『エルヴィス』を観た。2022年、アメリカ、2時間39分。
エルヴィス・プレスリーはマネージャーと出会う事でスーパースターへの道が開かれるがそのマネージャーとの出会いが悲劇の始まりでもあった。

スーパースターの光と闇が描かれる定番的な作品。しかし何よりプレスリーを演じたオースティン・バトラーのライブシーンが素晴らしい。プレスリーが光輝いている姿だけを観ていたかったくらいだけどプレスリーの実像を知るのには輝きだけを見ていてはいけないのだろう。
先駆者であるがゆえにその事をを利用されたり社会の偏見等と闘わなければならず、そしてスーパースターになれた代償として多くの傷を負う。プレスリーがそういった時代を切り開いていったから後の人たちはプレスリーほどの傷を負わないで済んでいるのかもしれない。

どうもエルヴィスと言うよりプレスリーと言った方がしっくりする。日本では昔からプレスリーと言っていたと思う。
アニソン大王ささきいさおさんは「和製プレスリー」のキャッチフレーズでデビューしたとか。


俺はぜったいプレスリー




『ミニオンズ フィーバー』を観た。2020年、アメリカ、1時間29分。
グルーとミニオンたちとの付き合いはグルーがまだ少年の頃からだった。

ドタバタコメディのノリについていけないのは主役のミニオン達に特になんの感情も抱いていないからだろう。
グルーが主役の方での脇でちょこちょことドタバタしている分には面白いとは思う。なのでグルーと三姉妹たちの物語の続きの方を観たい。
そもそもミニオンとはなんなのか?不思議な生き物なのか?お化けとも考えられる。その行動からすると子供のお化け。幼くして亡くなった子供たちのお化けだとするとそれは切ない。
考えたくはないが三姉妹はグルーに出会わなければもしかしたらミニオンになっていた可能性も無くは無くて。そう考えるとミニオンたちの中で中心となっているケビン、スチュアート、ボブの三人(人?)の性格や行動もどこか似ているような気がする。
スピンオフの前作『ミニオンズ』でミニオンたちの起源も描かれていてお化け説はどうやら違うみたい。

メカニックデザインは相変わらずカッコいい。
映画本編には登場しないがミニオンのトミカをオンラインクレーンゲームで取った。こちらのデザインはトミカの人たちなのだろうと思うがそれでもカッコいい。
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クレーンゲーム専用商品ではなく普通に買えるものだと思うが普通に買う気はしないけどクレーンゲームの景品としてなら欲しい。と普通に買うよりも大分高額な値段で手に入れるという大いなる矛盾を抱えている今日この頃。
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尼さんがヌンチャク使いなのは尼さんが英語でNUNでそこからヌンチャクなんだろうとはなんとなく分かった。

アールザさん(RZA)、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ドルフ・ラングレン、ダニー・トレホが声の出演をしていたらしいが全く気付かず。ミシェル・ヨーだけは分かった。
ミシェル・ヨーの近年のハリウッド映画での活躍は目覚ましい。これから5作目まで続くらしい『アバター』シリーズにも出演しているとの事。『アバター』5作目まで何するんだろう?と思わないでもないが。それよりも話題の主演作品"Everything Everywhere All at Once”を早く観たい。

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