『ジェシー・ジェームズの暗殺』 [2008年1月に観た映画]
2008年1月に観た映画。
『ジェシー・ジェームズの暗殺』
ネタバレ等も有る模様。
『ジェシー・ジェームズの暗殺』 シネマサンシャイン6番館
“THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD” (2007・アメリカ) 2h40
監・脚 : アンドリュー・ドミニク 製 : リドリー・スコット 製揮 : トニー・スコット
製・出 : ブラッド・ピット
出 : ケイシー・アフレック、サム・ロックウェル、ジェレミー・レナー、ポール・シュナイダー、サム・シェパード、メアリー=ルイーズ・パーカー
1880年代、アメリカ。悪のヒーローだったジェシー・ジェームズと、ジェシー・ジェームズを殺したとされるロバート・フォードの物語を現代的視点を交えて新解釈で描く。
アメリカでは超有名人とされるジェシー・ジェームズの事は全く知らなかったけど、
映画の終わりの方でその人となりが当時の流行歌みたいな形で知れる。
その歌詞によると、ワルであり、正義の人であり、家庭人であり、そしてヒーローであった。
一方その歌ではロバート・フォードの事は、仲間であるジェシー・ジェームズを裏切り、なおかつ背後から銃撃した卑怯者として歌われている。
多分大体そんな感じでアメリカ人の記憶には刻み込まれてきたんだと思う。
この映画では、ジェシー・ジェームズの犯罪者としての顔が強調されている。
猜疑心が強く、冷酷であり、非情である。
ジェシー・ジェームズを裏切りにあってもおかしくない凶悪な犯罪者として描くことで、
ロバート・フォードが歌に歌われているような裏切り者だったのか疑問に思えてくる。
ロバート・フォードはジェシー・ジェームズというカリスマ性を持った人物に人生を振り回されたある意味被害者なのかもしれない。
2時間40分と長尺の映画。CG無しの映像を落ち着いて観れました。
C・アフレックのまったり口調とアホっぽい演技、結構好きです。
アホっぽいけどアホじゃない。それが出来るC・アフレックって逆に相当頭の良い人だと思う。
ネガティブ・マネージメント・モー・ヘンリー。
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