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ザ・マジックアワーをみました [2008年6月に観た映画]

『ザ・マジックアワー』
(2008・日本) 2h16
監督・脚本 : 三谷幸喜
出演 : 佐藤浩市、妻夫木聡、西田敏行、深津絵里、寺島進、綾瀬はるか、伊吹吾郎、小日向文世、戸田恵子、浅野和之

[カチンコ]『三谷幸喜の映画に愛をこめて』。

[カチンコ]ニセ者が本物みたいな活躍をする。
『合い言葉は勇気』(テレビドラマ、2000年)を思い出して少し嫌な予感はしていました。
更に三谷幸喜さんご自身が「最高傑作」と公言されているのを聞くにつれ、疑り深い自分は嫌な予感を強めていました。
その予感が半分ぐらい当たってしまった感じ。

三谷監督は映画公開前の怒涛の宣伝活動から分かる様にサービス精神旺盛な方ですから、観客を楽しませようと思い付くありとあらゆるものを詰め込んでくれます。
「オレがデラ富樫だ。」3連発は最高でした。
しかし、時としてそれが仇になる事も。今回はその失敗パターンにはまってしまった気がします。
やはりコメディ映画で2時間越えるのはキツイ。

ただ三谷監督の映画への愛、それは映画そのものや撮影現場、スタッフ、俳優に至る全てに向けられています。
それは十二分に伝わってきました。
その点でこの映画は、三谷監督の映画への愛が詰まった映画としての最高傑作と言えると思います。

[カチンコ]三谷映画によく見られるのですが、お話しがたまに無理な展開を見せます。
それはお話しの整合性を取るのか、コメディとしての話の流れを取るのかの選択を迫られた時に三谷監督は迷わずコメディを最優先させているからだと思います。
そのコメディ作家としての信念と潔さが素晴しい。

合い言葉は勇気

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