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落語娘 [2008年9月に観た映画]

『落語娘』
(2008・日本) 1h49
監督 : 中原俊
出演 : ミムラ、津川雅彦、益岡徹、伊藤かずえ、森本亮治、絵沢萌子、利重剛

本作はまず予告が良いです。程好いネタバレとミステリー。

落語ブームと言うか落語ドラマ化ブームと言うか、『タイガー&ドラゴン』『ちりとてちん』『しゃべれどもしゃべれども』など落語を題材として色々とテレビドラマや映画になっています。
そのブームに際しても肝心な落語そのものを聞く事が無い事を思うと、自分の周りにはブームはやってこなかったんだなぁと思います。

落語ドラマ化ブームのトリに近いかと思える本作。なかなか面白かったです。
別にテレビドラマでも良かったかも。とも思えなくも無いですが、落語を寄席で観る時と同じであろう、物語だけに集中する。という状況を作り出すためにはやはり映画である必要があったのかと思います。

本作のお話しそのものが落語の一席であるかのようでもあります。オチもそんな感じでした。
落語としてのオチでもあるし映画としてのオチでもあるので、それがストンと決まってくれると観終わった後気持ちいい。



因縁の噺「緋扇長屋」にまつわるストーリーですので、その「緋扇長屋」が劇中で語られる事になります。
残念なのはそれを津川雅彦さん演じる三々亭平佐(さんざんてい・へいざ)師匠の噺として聞けなかったこと。
映像に合わせたナレーションという感じになってしまっている。
その映像で演じている役者さんのお芝居がもう一つな感じなので、なおさら平佐師匠の語りで聞きたかった。

私生活はちゃらんぽらんだけど、落語に関しては命を懸ける。でも、命を懸ける動機は不純だったりするんだけど。
そんな平佐師匠の魅力がいっぱい詰まっていただけに、最大の見せ場になったであろうシーンで更に魅力を爆発させて欲しかった。

しかし津川雅彦さん、西川のりお師匠に似ている。どうも津川さんの方が年々のりお師匠に似てきているような気がする。
のりお師匠が度々「どうも、津川雅彦です。」と挨拶するのも納得のそっくりさ。





こちらはシュワァーシュビドゥワァーな娘です。57秒後にポニョります。


フルフェイス(アクビチャン)

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