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容疑者Xの献身 [2008年11月に観た映画]


容疑者Xの献身


『容疑者Xの献身』
(2008・日本) 2h08
監督 : 西谷弘
出演 : 福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子、金澤美穂、北村一輝、鈴木卓爾、渡辺いっけい、品川祐、真矢みき



ネタバレあり。



先ずはテレビドラマ『ガリレオ』をレンタルして観ました。
1話完結(最終話を除く)のミステリーはお気楽に観れてとても観やすかった。
大量殺戮破壊兵器“レッド・マーキュリー”[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]も含めて面白いドラマだったと思います。

で、本作ですが、『ガリレオ』番外編という感じがしました。
テレビドラマのレギュラー陣の影が薄く、それは主人公である湯川准教授にしても然り。
ドラマではやや浮き気味な気がした(でも結構好きでした。)准教授の決めポーズ及びその際のお約束演出も封印。



物理の天才VS数学の天才の犯罪推理対決。という所も本当なら見所の一つなのだと思いますが、それもそんなに盛り上がらなかったと思う。



では何故本作が大ヒットしているのかを考えてみますと、「切ない犯罪」。この一点かと思われます。

要は殺人は美談に成り得るのか?

自分には美談として受け止められなかった。
過去、殺人が美談と成り得る物語は数多く有ったと思います。
本作の場合も多分第1の殺人迄は美談に成り得たはず。
しかし第2の殺人はいかがなものか?
何故鈴木卓爾さんは殺されねばならなかったのか?そこにどうしても引っ掛ってしまいます。

しかし本当の所はどうだったんだろう?
第1の殺人の遺体は見つからないまま映画は終わっているので、あくまで准教授の推理にしか過ぎないという事だし。
でも非常に頼りない記憶を辿ると、確か雪山で「(第1の殺人の)遺体が見付かる頃には、裁判がどーのこーの」とかいう罪の告白みたいなシーンも有った様な気がするし。



追記

もし第2の殺人が行われていなかった。鈴木卓爾さんがどこかで生きていた。
というオチだったら、それは准教授の完全な敗北となって別の意味で面白かったかも。

そうなると第1の殺人の犯行時間のすり替えのトリックが必要になりますが。
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