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寝取られ男のラブ♂バカンスと無ケーカクの命中男/ノックト・アップ [2009年1月に観た映画]


Forgetting Sarah Marshall


『寝取られ男のラブ♂バカンス』
“FORGETTING SARAH MARSHALL” (2008・アメリカ) 1h51
監督 : ニコラス・トーラー  脚本・出演 : ジェイソン・シーゲル
出演 ; ミラ・クニス、クリステン・ベル、ラッセル・ブランド、ブライアン・ブレッター、ジョナ・ヒル、ポール・ラッド


Knocked Up: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script)



『無ケーカクの命中男/ノックト・アップ』
“KNOCKED UP” (2007・アメリカ) 2h09
製作・監督・脚本 : ジャド・アバトー  製作総指揮・出演 : セス・ローゲン
出演 : キャサリン・ハイグル、ポール・ラッド、レスリー・マン、ジェイソン・シーゲル、ジェイ・バルチェル、ジョナ・ヒル、マーティン・スター



観る気はなかったのですが、近年ほとんど見られなくなったロードショーでの2本立て(タランティーノ&ロドリゲスの『グラインドハウス』も本来は2本立てだったみたいですが)。
それを甦らせようとした心意気に賛同する意味で観ました。

映画が始まってそこで初めて配給が東宝東和と知り「それで2本立てかぁ」と妙に納得しました。
昔の東宝東和は色々とムチャな事をしていたらしいので。
因みに東宝東和の現社長は元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんの実のお兄さんだそうです。
松岡修造さんに見られるムチャをやらかしそうなDNAがこの件に関係しているのかどうかは謎です。



『寝取られ男』と『命中男』両作ともこども大人の男性が恋愛をきっかけに大人としての自覚に目覚めるコメディ。
日本でのそのテの作品ではこの作品が一番有名でしょうか。
電車男 オリジナル・サウンドトラック

『電車男』面白かったんですけど、なんか作っている人の「昔は俺もこども大人だったけど、今はこんな映画が作れるぐらいに立派になったぜ。だから世のこども大人たち諸君も俺らを見習ってせいぜい頑張り給えよ。」
みたいな上から目線のお説教臭さを感じ取ってしまいます。


その点で素晴しいのが、邦題は無理やり『電車男』からのパクリの『バス男』。
Napoleon Dynamite
『バス男』もこども大人のナポレオン・ダイナマイトが主人公ですが、この人最後まで大人の自覚に目覚めません。まだ未成年ですから当然といえば当然です。
しかし、ナポレオン・ダイナマイト最後まで我が道を行きます。多分死ぬまで我が道を貫き通すものと思われます。
その意志の強さが素晴しい。
また「こども大人だろうがなんだろうがそれを生涯貫き通せれば大したもんだ。」というメッセージがとてもやさしく感じられます。

現実社会で生きる上においては『電車男』の方が正しいし、『バス男』の方はある種の甘え、現実逃避である。という事も分かってはいますが。



んで『寝取られ男』と『命中男』ですが、ラブコメでもあるので気楽に楽しめます。両作ともラブコメにしてはちょっと長い気がしましたが。
観ている間は上から目線のお説教臭さはあまり気になりませんでした。
でも観終わった後はどこか上から目線で見られていたようにも思えてしまいます。



『命中男』は映画ネタがたくさん有って映画好きには楽しめました。
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