デメキング DEMEKING [2009年3月に観た映画]
『デメキング DEMEKING』
(2009・日本) 1h39
監督 : 寺内康太郎 原作・脚本 : いましろたかし
出演 : なだぎ武、喜安浩平、伊藤竜馬、二階天音、佐野剛基、本上まなみ
ネタバレあり。
宇宙から怪獣デメキングが襲来することを予言し、デメキングから地球を守ることを決意する若者(なだぎ武)。
その行動を否定しながら、その姿を小説にすることによって作家として成功することを妄想する少年(喜安浩平)。
その二人は自分は何かデカい事を成し遂げられる。成し遂げる事が出来る人物である。という想いだけが無限に広がるだけ広がりながら、実際には何の努力もしない。だから成し遂げられない。
本当にデメキングは地球に迫ってきているかもしれないのに。
そういった自己顕示欲な作品なのかと思いましたがよく分かりませんでした。
日本映画らしい自己完結な映画と言うか。
それが面白くなかったわけでは有りませんが、分かり易さが映画の良し悪しを決めるとも思いませんが、ただもう少し分かり易かったらもっと面白い映画になったと思うだけに残念な気がしました。
怪獣デメキング襲来のシーンは素晴しかった。
怪獣映画において破壊爆破される事が当然のガスタンク。そのガスタンク爆発炎上を背にして佇むデメキングのシーンの美しさは一見の価値有りかと思います。
映画初主演のなだぎ武さん。存在感ありました。
そしてもう一人の主役と言える喜安浩平さん。現在34歳にしてティーンエイジャー役がピッタシはまっていて素晴しい。
ぺん獣さん、niceありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-01-21 19:27)