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交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい [2009年5月に観た映画]


交響詩篇エウレカセブン(1) BLUE MONDAY (角川スニーカー文庫)






『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』
(2009・日本) 1h55
総監督 : 京田知己
声の出演 : 三瓶由布子、名塚佳織、藤原啓治、根谷美智子、山崎樹範、小清水亜美






映画館で観た予告が良かったのと、ロボットアニメ、何より「ポケットが虹でいっぱい」って、なんてドリーミーでステキなサブタイトルなんだろうと思い、そこに惹かれて観たいと思いました。

の前にテレビシリーズ全50話を大急ぎで観ました。

昔からシリーズモノを毎週観続ける事が苦手で、最近もこれはリアルタイムで観ようと思っていた『東のエデン』を3話を録画し忘れた時点で途中挫折。
今冬に映画化されるので、その前にレンタルで大急ぎで観る事になりそう。



『エウレカセブン』テレビシリーズ良かった。泣けた。
10話ぐらいまでは話がどこに行くのか分からず、ドタバタなノリにも付いていけず危うく挫折しそうになったけど、テーマや事の真相が見え始めてからは面白かった。泣けた。

大雑把に言うと、少年が少女を守りぬくために成長するお話し。
個人的に好きだった頃の宮崎アニメ『コナン』、『ラピュタ』が、『ガンダム』、『マクロス』、『エヴァンゲリオン』などを経て、それらの要素を含んで『エウレカセブン』に辿り着いた。という印象を受けました。

長年宮崎アニメに勝手な願望を抱いていて、その勝手な願望とは違う方向に行ってしまうのを見て勝手に嘆き悲しんでいたのですが、それは宮崎アニメへの願望は宮崎アニメでしか叶えられないと勝手に思い込んでいたからで、しかしこの『エウレカセブン』を観たらちゃんと長年待ち望んでいた宮崎アニメの面白さが継承されていた気がして、それがとても嬉しかった。

それと絵のクオリティの高さには驚愕。テレビで50話通してそれを維持できたのがスゴイ。
後半多少ヨレヨレになった回も有りましたが、それでも全編通してクオリティが高かった。

テレビシリーズの各話サブタイトルには音楽関連からの元ネタが有ると知り、「ポケットが虹でいっぱい」を調べてみたら、エルヴィス・プレスリーの“POCKETFUL OF RAINBOWS”という楽曲があって、それをYMOがカヴァーしたのが「ポケットが虹でいっぱい」との事でした。
本作のオリジナルだと思っていたのでちょっと残念。



で、映画。ネタバレあり。

映画が始まる前に売店でプログラムをチラッと読んだら、50話の後に51話が有る事を知って愕然。
知らなかったし、観てないし。
詳しくは読まなかったのですが、なにやらイベントが有ってそこで上映されたものらしい。
もしかしてその51話が映画に物凄く関連していたらどうしようかと思いました。

で、本編。
テレビとは別物。新作カットが入った総集編的なものかと思っていて、それでもいいかなぁと思っていたのですが別物。テレビシリーズからのカットと、新作カットを組み合わせて別の物語が構築されていました。
映画を観た後にYouTubeを探って51話を観ましたら、51話もそのような感じでした。
テレビのカットをコラージュして、50話の続きではなくて別エンディングを作った形。
51話の出来はYouTubeで観たせいもあってか正直粗い感じがしました。アテレコもイベント時での生アテレコによるもの。
でも泣けた。

で、映画。
キャラクターから何から根本から変えられていて、最初の内はその変わりぶりを楽しめました。
しかし、テレビシリーズで思い入れのあるキャラクター達をあそこまで変えられてしまうと、ギャグならばパロディとして楽しめると思うのですが、至って真面目な話しだけにちょっと違うと言うか。
『ミッション:インポッシブル』で“掟破りの逆フェルプス”をしでかして、オリジナルの『スパイ大作戦』のファンの怒りを買った。という事が有ったのを思い出しました。
本作には怒りとまではいかないまでも、違和感が残りました。

設定もテレビとごちゃ混ぜにになってしまって理解不能に陥ってしまった。しかし、それは自分の理解力の無さによる自己責任ですから仕方ない。

少年が少女を守り抜く。それが『エウレカセブン』の一番大事な所で、それは映画でも守られていたのは良かった。





交響詩篇エウレカセブン (3) (カドカワコミックスAエース)
好きなキャラクターはホランド。
「ハップッ!」「ギジェットッ!」、その他諸々の怒鳴りがカッコイイ。
声は藤原啓治さん。近来稀に見る怒鳴りの上手さだなぁ。と惚れ惚れします。

藤原さん、『クレヨンしんちゃん』のしんのすけのお父さん、野原ひろしもやっている。と知ってビックリしました。
プロの声優さんですから色んな役が出来るのは当然と言えば当然ですが。




でも昔、『巨人の星』の「星ぃ゛~」の伴宙太と、『ヤッターマン』の「全国の女子高校生の皆さぁ~ん」のボヤッキーが同じ八奈見乗児さんと知った時と同じくらいの衝撃でした。
巨人の星 (2) (講談社漫画文庫)ヤッターマン YM-F04 ヤッターフィギュア ボヤッキー

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ドコサヘキサエン

パセリさん、niceありがとうございます。
by ドコサヘキサエン (2009-05-20 21:34) 

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