劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇 [2009年5月に観た映画]
『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』
(2009・日本) 2h10
監督 : 今石洋之
声の出演 : 柿原徹也、福井裕佳梨、井上麻里奈、斎賀みつき、谷山紀章、小西克幸、上川隆也
熱血ロボットアニメ。後篇。
その熱血振りを前篇の『紅蓮篇』で初めて体感して、燃えに燃え上がりました。
しかし、『紅蓮篇』から半年以上が経ち、『エウレカセブン』の劇場版を観るためにテレビシリーズを観ていたらすっかり心は『エウレカセブン』モードに。
なので『グレンラガン』ほっといて、『エウレカセブン』を優先させてしまいました。
『エウレカセブン』を観終えたので、今度は『グレンラガン』モードに切り替え。
『紅蓮篇』ではテレビシリーズを観ないで観た事が幸いして、弩級の感動を得られました。
それに味をしめて『螺巌篇』においてもテレビシリーズを観ないでの鑑賞。
それは大失敗でした。
『紅蓮』は熱血ロボットアニメで、内容的にはそれほど難しくありませんでした。
ところが『螺巌』は迂闊に手が出せないほどの観念的SFアニメに変貌していました。
勿論熱血ロボットアニメではあるのですが、理解するのが困難な観念的SFが目の前に立ちはだかって、その中にある熱血ロボットアニメに手が届かない。といった感じ。
熱血なモノを観る、感じるには自分自身も熱血でなければいけない。と痛感しました。
難しいSFをどうにか理解しようと努力はしたものの、努力が足らずもう一つ理解出来ず、そこで挫折してしまい熱血になれなかった。
熱血なモノを熱血な心で観れない。それは某千葉県知事のお姿をテレビで観ている感覚に近いものがあるかもしれません。または某女子レスリング選手のお父上のお姿。
それは熱血を滑稽にクサく感じてしまう事。
『紅蓮』でも若干のクサさは感じてはいたのですが、その時は自分自身も熱血していたので、あまり気にならなかった。
でも今回はダメだった。クサかった。
本作を熱血の心持ちで観るには、とにもかくにも内容を理解しないといけない。
それにはやっぱりテレビシリーズを観て十分に勉強してから本作を観るべきでした。テレビシリーズを観ても理解出来ない可能性が十二分にありますが。
絵の勢いは凄かった。熱血そのもの。『エウレカセブン』のこざっぱりとした感じの絵とは真逆な感じ。
その勢いを机の上で鉛筆1本から生み出しているのがスゲェなぁと思います。
コメント 0