重力ピエロ [2009年6月に観た映画]
『重力ピエロ』
(2009・日本) 1h59
監督 : 森淳一
出演 : 加瀬亮、岡田将生、小日向文世、鈴木京香、渡部篤郎、吉高由里子
大いにネタバレ。
人間の悪は遺伝によるものなのか、環境によるものなのか。
復讐劇で終わってしまいそうな内容をそのテーマによって復讐劇で終わらせない。
「最強の家族」のそれぞれを想う気持ちは感動しました。
でも結末は、どうなんだろうか?それで終わっていいの?と思えました。
復讐は成功した。でも、そのために犯した罪は償わないでいいんだろうか?
これがれっきとした復讐劇ならめでたしめでたしで気にならない所だけど、ただの復讐劇では無いヒューマンなドラマなので思いっきり気になる。
結局は自分たちの事だけ。自分たちの想いが達成できればどんな罪を犯しても構わない。
罪を犯しっぱなしで「俺たち最強の家族」で締められてもなぁ。と思う。
なんかこの感じ『容疑者Xの献身』に似てる。
タイトルの謎。
それは終幕間際で分かった。「最強の家族」たる所以がそこにありました。
でもなんか唐突だった。一応前フリ(会話と写真のみ)有ったけど、それでは足らないと言うか。いきなりそのシーン持って来られても感動できない。
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