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ブラック・レイン [2009年11月に観た映画]


ブラック・レイン 劇場公開15周年記念ジャケット [DVD]

『ブラック・レイン』
“BLACK RAIN” (1989・アメリカ) 2h05
監督 : リドリー・スコット
出演 : マイケル・ダグラス、高倉健、アンディ・ガルシア、松田優作、ケイト・キャプショー








ヤクザの抗争に巻き込まれ同僚を殺された刑事が復讐を決意する。



ネタバレ有り。



シリアスな刑事モノとして観ると説得力は無いけれど、ハリウッドのファンタジーアクションとして観ると面白い。
魔界都市・大阪に巣食う魔物・ヤクザ。その魔物に戦いを挑むアメリカ人が主人公のダークファンタジーアクション。

ニック(マイケル・ダグラス)の同僚チャーリー(アンディ・ガルシア)が殺される理由がよく分からない。あの時点でヤクザのサトー(松田優作)にとってニックたちは何の脅威も無かった様に思える。
それがなんで殺されたのか?と考えると、魔物に近付き過ぎてしまった主人公が相棒を殺され、それによって復讐を誓う。といったファンタジーアクションの展開に乗せてみると合点がいく。
そうするとマサ(健さん)は、魔界で正義を司る大阪府警の中において閑職に追いやられている凄腕剣士。という設定だろうか。

ニックがダーティーヒーローなのがカッコイイ。
復讐が行き詰り正義だけではどうしようもなくなると、サトーと敵対するスガイ(若山富三郎)の魔力を利用してまでも復讐を果たそうとする。
その念願叶いサトーを追い詰めた時、ニックが下した決断。あそこで思い止まったのはマサの正義感、実直さがニックに伝わり、そうさせたのだと日本人としては思いたい。



優作さんのみが話題に上がる事の多い映画ですが、確かに優作さんの鬼気迫る不気味さが無かったら成立しない映画では有ります。
でも個人的にはアンディ・ガルシアが良かった。観た出演作の中でベストかもしれない。
やんちゃでお茶目で仕事が出来て、間違いなく女性にモテモテのナイスガイ。
あれで歌がもっと上手かったらもっとステキだった。残念ながら『マンマ・ミーア』のピアース・ブロスナン級。よりもちょっと下。
でも健さんと一緒にレイ・チャールズを歌うシーン自体はとても良かった。



ルイス・ガズマンのフィルモグラフィを見ると本作が出てくるけど、どこに出てたんだろう?と思っていたら冒頭のバイクレースのシーンに出ていた。ちゃんとセリフのある役。
『Q&A』の時のインパクトが衝撃的だったので、最初に『Q&A』で発見したとばかり思っていたけど、一番最初は『ブラック・レイン』だった。
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