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脳内ニューヨーク [2009年12月に観た映画]


Synecdoche New York [Original Motion Picture Soundtrack]




『脳内ニューヨーク』
“SYNECDOCHE. NEW YORK” (2008・アメリカ) 2h04
製作・監督・脚本 : チャーリー・カウフマン
出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、サマンサ・モートン、ミシェル・ウィリアムズ、エミリー・ワトソン、ダイアン・ウィースト、トム・ヌーナン





「誠実な作品」を作ろうとする舞台演出家が「誠実な作品」の深みにはまってゆく。



本作で言われている「誠実な作品」とは、舞台装置としてニューヨークの街並みをそっくり再現する。って事は別にして、製作者の中にあるもの全てをさらけ出す。という事なのかもしれない。
そういう事を描こうとしている本作もまた「誠実な作品」であろうとしているのか、チャーリー・カウフマンの中にあるもの全てをさらけ出そうとしているように思える。
心の奥底からも引っ張り出してきてどうにかさらけ出そうと葛藤しているようでも有り。
だから難解だったり、支離滅裂だったりして正直よく分からない映画でした。

心の奥底のものって普段なかなか気に留めない。大体上辺だけ。だから本作を理解出来ないんだけど。
その奥底の底まで潜り込んでそこに何が有るのか見てやろう。それをさらけ出してやろう。というのがチャーリー・カウフマン作品。と言うかチャーリー・カウフマン本人そのものなのかなぁと思う。
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