マッハ!弐 [2010年1月に観た映画]
『マッハ!弐』
“ONG BAK 2” (2008・タイ) 1h38
監督・原案・武術指導・出演 : トニー・ジャー 監督 : パンナー・リットグライ
出演 : ソーラポン・チャートリー、サルンヨー・ウォングックラチャン
ネタバレ有り。
侵略者により滅ぼされた部族(王国?)の生き残りの少年(王子?)。山賊に拾われ修行を積み戦士となって復讐を誓う。
タイ史に基づいているのかどうかは勉強不足なので分かりませんが、多分基づいている。様な気がする。
『マッハ!弐』で有りながら『マッハ!』との関連性はほぼ無し。
主人公の名前が同じティンだった事ぐらい。しかしこれもIMDBを見るとTingとTienで微妙に違う。
タイのアクション映画なのでストーリー的には全く期待していませんでしたが、本作は意外と言っては失礼ながらストーリーがしっかりしていました。ヒロイックファンタジーとして十分に観れる。
中途半端な所で終わっていますが、次回乞うご期待。と良い方に解釈すれば、昔の冒険活劇映画っぽくて(観た事無いけど)全然有りでした。
冒険活劇映画を狙ったのではなくて、ただ単に撮影現場がかなり混乱していたから(トニー・ジャーが現場放棄して失踪した。とか色々有ったらしい)中途半端な所で終わってしまっただけなのかもしれない。
『参』は撮影中。という噂も有ったはずだけど、どうなってるんだろう?
アクションシーンは当然ながら素晴しかった。
生きてる象を舞台装置として使うアクションシーンなんて前代未聞。さすがタイアクション。
やっぱりトニー・ジャーは凄かった。繰り出す技の全てが速い。
編集も上手い。引きの絵からアップ、決めのシーンでのリプレイとスローモーション。それらが途切れる事無く一連の動きとして見れてとても気持ちいい。
本作のアクションはムエタイと言うより、かなりカンフーな感じでした。だから編集もカンフー映画をかなり研究したんじゃないだろうか。
ぺん獣さん、niceありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-02-13 15:49)