少年マイロの火星冒険記 3D [サ行の映画]
『少年マイロの火星冒険記 3D』
"MARS NEEDS MOMS” (2011・アメリカ) 1h29
監督・脚本 : サイモン・ウェルズ
声の出演 : 濱田龍臣、間宮康弘、藤村歩、本田貴子
マイロのママが火星人のママになってしまう。マイロはママを救えるのか。
アメリカでは大コケという事でどんだけ酷いんだろうと下世話な興味が津津で観た所、期待値低めだったからなのかそんなに悪くなかった。
騒々し過ぎる所は有るけど、クライマックスでの盛り上げの上手さはさすが。
映像はお金が掛かっているだけあって美麗。だけど3Dなので薄暗い。でも3D効果は感じられた。このジレンマが歯痒い所。
動きは滑らか、アクションはダイナミック。これがパフォーマンスキャプチャーの長所の一つであると思う。
エンドロールで撮影シーンが見れたけど、これは大変だなぁと思った。撮る方も演じる方も個々がイマジネーションを必要とし、共通のイメージの元で撮影しなければならない。
これにCGが絡んできて。
ロケだとかセットの設営だとか特殊メイクだとか諸々の労力を省こうとしたら、別の種類脳内の労力が発生したような。
そういう省労力化が目的ではなくて、映画の別の次元を目指しているのか。
そこがどこなのかまだよく分かんないけど。『アバター』がそうなのか、スピルバーグの『タンタンの冒険』でもっと明らかになるのか。
『ターミネーター』未来編の続編はどうなっているのか分からないけど、未来編で一番重要なのが若い頃のシュワルツェネッガーを画面に登場させる事だと思う。『4』の時にも出てるけど。
その際にパフォーマンスキャプチャーは必要になる。『トロン・レガシー』で若いジェフ・ブリッジスを登場させたように。
そんな所しか有効な使い道が思いつかない。
キャラクターの造形が今イチ。リアルとアニメの丁度中途半端な所。若干気色悪い。愛着が湧きそうで湧かない。
ママの表情がジョーン・キューザックっぽいなぁと思ったらやっぱりジョーン・キューザックだった。
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