惑星戦記ナイデニオン [ワ行の映画]
『惑星戦記ナイデニオン』
“NYDENION” (2010・ドイツ・1h29)
製作・監督・原案・撮影・編集・音楽・出演 : ジャック・モイク
出演 : アネッテ・シュミーデル、マルコス・コウテラス
27世紀。120億人以上の死者を出す宇宙戦争が続いていた。帝国軍と連合国軍の間で秘密裡に停戦交渉が進められようとしていたが、帝国軍の強硬派が交渉の阻止に動いていた。
主人公は連合国軍側。と疑いもなしに思い込んでしまうのはなんなのか。むしろ帝国軍側に気持ちが動かなければいけないのが日本人としてのありようなのでは。何か昔も今も変わらず連合側でしたが。みたいな錯覚をしてしまいがち。
ドイツの人はそこら辺のけじめがしっかりしていて主人公は帝国軍側の人間。
とかいうお堅いことは抜きにして映画はアナログ技術多めの特撮が堪能できる作品。CGには感じられない手作り感。
と言って決してチャチいという事のない最高級手作り特撮。
ストーリー的な部分での観るべき所は余り無いけど、それをカバーするのには充分すぎる特撮。
ジャック・モイク監督が何役もこなしている。俳優としての素質も有るように思えた〈ちなみに監督の奥さんも重要な役で出演。)。ただ、アクションスターとしての才能は残念ながら無かった。
池袋シネマ・ロサにて。
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