ドットハック セカイの向こうに

『ドット ハック　セカイの向こうに』
（2011・日本・1h52）
監督　：　松山洋
声の出演　：　桜庭ななみ、松坂桃李、田中圭









2024年、福岡。社会のデジタル化は発達し続ける。



ゲーム世界が現実世界に危機を及ぼす。と『サマーウォーズ』みたい。『サマーウォーズ』のクライマックスがいまいち盛り上がらない版。と言ってもよろしいのか。
3D効果もほとんど無く。なんか火の粉のようなものがちらちら舞い上がるのだけが浮き上がった。



背景の一部と化すキャラクターが存在しないのはさすがCGアニメ。画面に映る全てのキャラクターがなんかしら動いている。
そういう背景キャラとか口だけが台詞に合わせて動くとかのセルアニメでのお約束にツッコミを入れるCGアニメが有ったら面白そう。もう有るのか？



デジタル化肯定作品。
デジタル化は進んでもそれに関わるのは生身の人間なのだから無問題。デジタル最高！という事で。
大人気ゲームの映画化でそのゲームを作った会社がこの映画も作った。とかなんとか。よく知らないがそういう人たちが作ったのならそりゃ肯定するしかない。
デジタル化にかなりの抵抗を感じている人間からすると、もう一つその意見には賛成しかねるのだけど。
ただデジタルの波はもう止めようがなく、その波に乗れなければ完全に取り残されてしまう。という危機感もひしひしと感じずにはいられない今日この頃。