ヤング≒アダルト [ヤ行の映画]
『ヤング≒アダルト』
“YOUNG ADULT” (2011・アメリカ・1h34)
製作・監督 : ジェイソン・ライトマン
出演 : シャーリーズ・セロン、パットン・オズワルド、パトリック・ウィルソン、エリザベス・リーサー、コレット・ウォルフ
ハイスクール時代、学園の女王として君臨していた女性。
20年後、人生に行き詰まりを感じ地元の元カレの略奪を企む。
ジェイソン・ライトマン監督作品らしく万人受けしない個性的な人物が主人公。
正直言ってクソ女。
過去の栄光にすがり、見苦しいほどにもがく。その様に不快感が無いのはシャーリーズ・セロンの好演による所が大きいと思う。やさぐれっぷりが面白かった。
それと過去の栄光の日々を映像で見せないのも良かった。恐らくは相当のクソ女だったと思うので。
過去エピソードを挿入しないのは映画自体としても良かったと思う。かなりダークなエピソードもあるし、現在だけで話が進むので流れがスムーズ。
一時の迷いでつい過去の栄光を懐かしんでしまった元女王。しかし、ナチュラル・ボーン・クソ女である彼女にその姿は似合わない。
常に前進し、未来に向かうクソ女たれ。
クソ女讃歌の映画だったのだろうと思う。
その復活はたった一人の理解者を得ることで。それだけの事で復活出来てしまうのがさすが。
しかもその理解者のある願いをあっさり却下出来るのがさすが。
事の発端である主人公へのメールを送ったのも元カレの奥さんだったんだろうか?パーティーに呼んだのは奥さんで、メールは元カレ?
その違いで奥さんのキャラクターは大きく違ってくると思う。実はかなりの腹黒。
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