グスコーブドリの伝記

『グスコーブドリの伝記』
（2012・日本・1h46）
監督・脚本　：　杉井ギサブロー
声の出演　：　小栗旬、忽那汐里、佐々木蔵之介、林家正蔵、柄本明






イーハトーブの森に家族4人で幸せに暮らす少年グスコーブドリ。しかし度重なる天候不順が一家に不幸をもたらす。そんな事が二度と起こらぬようにとブドリ少年はある時にある行動をするのだった。



『銀河鉄道の夜』とは世界観がつながっているように思えた。
本作には『銀河鉄道の夜』ほどの文学の匂いは感じられなかったけど、それはどっちがどうという事ではなく。あっちはあっちで良かったし、こっちはこっちで良かった。



「雨ニモ負ケズ」が重要なテーマとなっていた。
素敵な理念だと思う。みんながあの理念を持っていたら世界はもっと素敵になるのだろうと思うが、あの理念の下に生きてゆくのは難しい。あの理念を持てないから人間であり、持てないから持ちたいと願うのが人間であるのかもしれない。



CG三角すいが再登場。
あの三角すいはなんなんだろう？と考えるに、あの三角すいが宇宙を表しているのかもしれない。宇宙の至る所にはあの三角すいが存在している。