みなさん、さようなら [マ行の映画]
『みなさん、さようなら』
(2012・日本・2h00)
監督・脚本 : 中村義洋
出演 : 濱田岳、波瑠、倉科カナ、永山絢斗、大塚寧々、ベンガル、田中圭
小学校卒業を機に団地敷地内で一生を過ごす事を決めた少年。
月日が過ぎ小学校時代の同級生たちは次々と団地から巣立ってゆく。青年となった少年はあの時の決意を貫き通していた。
ネタバレ有。
途中までは主人公の決意の痛々しさと時の流れの残酷さで観ていて辛く感じた。
でもその辛さを観ている方も感じたからこそ主人公の長年の鍛錬が報われるシーンでこちらも報われた気持ちになったのかもしれない。
本当に報われて良かった。カッコ良かった。
団地とはいつか帰ってくる場所ではなく、いつか巣立って行かなければならない場所であるらしい。
そうでなければいけないんだろうとは思うがちょっと哀しい。
一人ぐらい帰ってきてもいいんじゃないかと思うが。エンドロール後にやっぱり主人公は帰ってきちゃうとか。隣に住んでた女の子と一緒にとか。
禁断のアイテムを使用。人それぞれ思う所は違うので一概には言えないがあのアイテム使ったらそれは大概の人は泣くよなあと思って、ジーンとした後になんだか悔しくなった。
今後あのアイテムは映画監督1人につき1回だけ使用可という事に規制したらどうだろう。
それじゃ多すぎるか。4年ごとに開かれる抽選会で当選した映画監督1人が1年以内に1回だけ使えるとか。
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