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リンカーン [ラ行の映画]


Lincoln

『リンカーン』
“LINCOLN” (2012・アメリカ・2h30)
製作・監督 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 : ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド、トミー・リー・ジョーンズ、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・スペイダー、ジャッキー・アール・ヘイリー





アメリカ、南北戦争末期。南軍の敗色は濃厚であり後は停戦条件と停戦の時期の駆け引きの段階まで来ていた。
北軍の最大目標である奴隷制度の撤廃は停戦前に憲法の改正を行わなければ停戦後になし崩しにされてしまう恐れがあるため、リンカーン大統領とその側近は何としても憲法を改正するべく票集めに奔走するのだった。



クソ真面目なリンカーン大統領の人物伝かと思っていたけど政治劇だった。リンカーン大統領の最大の功績である奴隷制度の撤廃に至るまでの重要な約1か月を描く。
『ヒッチコック』と同じである重要なエピソードを描く事によってその人物像を浮き上がらせる感じ。

歴史政治劇なだけに勉強不足だと理解しきれない部分も有るけど、政治ドラマとしての様々な駆け引きは面白く思えた。



リンカーン大統領は現在でもアメリカ国民に最も愛される大統領であるらしい。愛される理由はダニエル・デイ=ルイスの名演によって十分に伝わった。
その高潔な姿は理想の政治家であり、その理想の政治家が理想に掲げた事をやり遂げる。アメリカの政治が最も輝いた瞬間なのだろうと思う。

ただ、リンカーン大統領を描く上ではそこで終わるわけにはいかず、輝きの後に待ち受けるアメリカが当時から抱えている闇がどんよりとのしかかってくる。
そこら辺が映画としての重厚さなのか、後味の苦さなのか。



新宿ミラノ1にて。公開スケジュールの都合上ミラノ1での上映は1週間だけだった。

いつの間にか新宿ミラノでもムビチケが使えるようになっていた。『ライジング・ドラゴン』の時でも使えたんだろうか。
ただしネットでは使えず劇場窓口のみ。
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