タイガーマスク

『タイガーマスク』
(2013・日本・1h31)
監督・脚本　：　落合賢
出演　：　ウエンツ瑛士、哀川翔、釈由美子、夏菜、真樹日佐夫、勝信、良知真次



虎の穴日本支部にスカウトされた少年。虎の穴は最強の闘士を育成する事を目的としていた。成長した少年は選ばれた3人だけが装着する事を許される虎のマスクを着けるまでになったが虎の穴の方針に従う事が出来ず虎の穴を後にする。しかし虎の穴は去る者を徹底的に追い詰める掟が有った。



懐かしの人気漫画、アニメ『タイガーマスク』を初実写映画化。面白くは無かったけど格闘シーンは結構良かった。格闘シーンだけで満足できたというほどでは無かったけど。

内容は大幅に変更。時代設定が現代になっているのでそれは致し方のない事なのかもしれない。
一番大きな変更はプロレスではなくなっている。地下プロレスなのかと思って観ていたけど、闘う人たちの事を闘士と呼んでいたので『グラディエーター』的なやつなのかも。

闘士を育成する組織虎の穴は世界各地に支部が有るらしい。原作でもそうだったかは覚えていないが支部が存在するという所で『エヴァンゲリオン』のネルフを想像したらミスターXが碇ゲンドウ、タイガーマスクの3人はパイロット3人(エヴァ3体)、釈ちゃんがミサトさん。とかなんか色々と『エヴァンゲリオン』とつながった。
そうなるとミスターXにも闘士育成を隠れ蓑とした何か別の目的があるのかもと思えた。そんなような事を匂わす終わり方だったけど、その目的が何なのかが描かれるであろう続編の製作が有るのかは相当微妙。



ミスターX役の人が呂律の回っていないような話し方なので重厚さに欠ける。『ゼブラーマン』の時ってちゃんと喋れていたように思ったけど。