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ハンナ・アーレント [ハ行の映画]


Hannah Arendt [DVD] [Import]

『ハンナ・アーレント』
"HANNAH ARENDT” (2012・ドイツ・1h54)
監督・脚本 : マルガレーテ・フォン・トロッタ
出演 : バルバラ・スコヴァ、アクセル・ミルベルク、ジャネット・マクティア、ユリア・イェンチ、ウルリッヒ・ヌーテン








第二次大戦中のユダヤ人大量虐殺に大きく関わっていたとされる人物の裁判の傍聴記事が世間を大きく揺るがすがその記事を書いた女性の信念は一切揺らぐ事は無かった。



難しい内容の作品かと思ったが、その前に映画の作りが今まで観た事の無いものだった。
思考と議論が重要なテーマになっていると思うけど、この映画の作りもテーマに合わせて思考する事と議論する事を丹念に描いている。
その様な映画は本作が史上初めてという事では無いんだろうけど全然見慣れない映画なので最初の内は退屈に思えたが次第にそれが新鮮に思えてきて興味深く観る事が出来た。
恐らく家でDVDなどで観ていたら途中で一時停止しながらという感じになってしまいそうなので映画館で観て良かった。

角川シネマ有楽町で。そろそろ上映も終わりそうな頃で1日1回の上映だったのからなのか満席に近い状態だった。



人間は思考する事をやめた時が一番危険であると。だから思考し、そして議論する事が世界平和への第一歩となるのだろう。
議論の結果、人間なのでどうしてもそこに感情が入り理解し合う事が困難になる局面が有るが、そこで理解し合えない事も有る。人間だもの。という事を理解しないといけないのかも。
強引にでも理解させようとする傲慢さが暴力へとつながり、そして遺恨を生み出してしまう。というのが今まで人間が繰り返しやって来た事だけど、そういう事はもう終わりにした方がよろしいのではないか。とハンナさんは仰られているのではないだろうか。まあ現在でもそういう事はいろんな所で延々と繰り返されていますね。



ハリウッドリメイクされたとしたら主演はジョディ・フォスターじゃないだろうか。
本物のハンナ・アーレントは顔だけならボブ・ディランの方が似てるかもしれない。

という事は『再会の街で』の時のアダム・サンドラーがボブ・ディランっぽい感じだったから、アダム・サンドラーの女装でリメイクで大顰蹙確実かと思いきやアダム・サンドラー一世一代渾身の演技で大喝采。なんて事は無い。んなこたあ無い(タモさん)。

ラストスパートに入ったいいともにコージーさんは出演するのかな。
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