ウォルト・ディズニーの約束

『ウォルト・ディズニーの約束』
"SAVING MR.BANKS”　(2013・アメリカ・2h06)
監督　：　ジョン・リー・ハンコック
出演　：　エマ・トンプソン、トム・ハンクス、コリン・ファレル、アニー・ローズ・バックリー、ポール・ジアマッティ、ジェイソン・シュワルツマン、ブラッドリー・ウィットフォード、Ｂ・Ｊ・ノヴァク






ディズニー念願の『メリー・ポピンズ』映画化に向け原作者をハリウッドに招いた所、原作者は何かにつけてダメ出しをする厄介な人だった。



『メリー・ポピンズ』は未見。本作を観る前に観ておこうかともちらっと思ったけど結局観なかった。
多分観ておいた方が良かったんだろうなあと本作を観ている間何度も思ったけど今更仕方がない。
人当たりの良さに天性の才能を持つウォルト・ディズニーと気難しい英国中年(初老?)女性の心理的戦い。
ディズニーが優位に立つには『メリー・ポピンズ』に隠された女性の葛藤を読み解く必要が有ったと。



演じるトム・ハンクスとエマ・トンプソンがさすがの巧さで安心して観ていられる。エマ・トンプソンのプレミア会場での泣きの演技が良かった。
脇にはポール・ジアマッティもいるしキャスト的には盤石の態勢といった所だけど安定し過ぎているのも面白みには欠ける様な。

ジェイソン・シュワルツマンは今までに見た事の無い感じの役でこういう役もきっちりこなせるのが流石。歌も上手い。