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プロミスト・ランド [ハ行の映画]


Promised Land

『プロミスト・ランド』
"PROMISED LAND" (2012・アメリカ・1h46)
製作総指揮・監督 : ガス・ヴァン・サント  製作・脚本・出演 : マット・デイモン、ジョン・クラシンスキー
出演 : フランシス・マクドーマンド、ハル・ホルブルック、ローズマリー・デウィット、ルーカス・ブラック






大企業による天然ガス採掘事業が酪農を主な経済基盤とする町の採掘権の獲得に乗り出す。しかし天然ガスの採掘方法には自然破壊の疑いが指摘されていた。



ガス・ヴァン・サント監督作品。いつものフワフワした感じは封印して大人の社会派ヒューマンドラマとなっていたと思う。

日本の漫画『デスノート』のハリウッド実写版の監督に決定したらしい。その前にマコナヘーとケン・ワタナベ共演の富士の樹海を舞台とした映画が現在撮影中。
あまりサスペンスの印象は無いけど色々物議を醸したリメイク版『サイコ』も監督していた事を思えば、『デスノート』もやっぱり不安か。



結末はやや甘めだけどそこはマット・デイモン主演のハリウッド映画なのだから全然有りだし、ハリウッド映画に望んでいるのはそういう作品だし。だから良かった。
これがジョージ・クルーニーの主演・脚本映画だったりするともうちょっと苦めな結末になったりするのかもしれないが。

人生お金が全てじゃないよ。っていう事をめちゃくちゃお金持ちのハリウッドスターが言っても説得力には欠ける所ではあるかなと思うが、それでもそういう事をレオナルド・ディカプリオが言うよりマット・デイモンが言った方が幾らかは説得力が有る気がする。イメージ的に。



フランシス・マクドーマンドが良かった。マット・デイモンとのコンビも息が合っていた。
フランシス・マクドーマンドがマット・デイモンの二の腕とか胸あたりをかなり力を入れてグーでパンチするが、マット・デイモンはよけるでもなく、痛がりもせず、まして怒るでもなく悠然とそのパンチを受けるっていうのがなんか良かった。全然深刻じゃないシチュエーションでの事なのでなんか動物同士がじゃれ合っているかのように思えて微笑ましく見えたのかも。
マット・デイモンはその後でローズマリー・デウィットからもグーパンチを受けていたけどその時も全く同じ態度で。ジェントルマンな内面性がその事によって表わされているのかも。
最近の巷では壁ドンなるものが乙女心を騒がしているようだけど、壁ドンに対して乙女側からは胸ドンとか二の腕ドンで返すっていうのはいかがなのでしょうか。
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