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太陽の王子 ホルスの大冒険 [タ行の映画]


太陽の王子 ホルスの大冒険 [Blu-ray]

『太陽の王子 ホルスの大冒険』
(1968・日本・1h22)
演出 : 高畑勲
声の出演 : 大方斐紗子、市原悦子、平幹二郎、東野英治郎、小原乃梨子、朝井ゆかり









人里離れた土地で父と二人きりで暮らしていた少年ホルスは父の遺言に従いその土地を離れる。ある村に迎え入れられるがその村は悪魔に狙われていたため様々な厄災が起こり人々の心はバラバラになっていった。ホルスは人々の心が一つにならなければ悪魔に立ち向かえない事を悟る。



神保町シアター ≪1度はスクリーンで観ておきたい ゴールデン名画劇場≫にて。



昔、正月の時期に深夜にテレビ放映されたのを観た。その当時は物語の深い所まで気付けなかったが、今観てみると製作者の主義や思想が物語の根底にあるのだろうとなんとなく分かる。
社会主義的というか。誰もが平等な社会。そのような社会で皆が力を合わせなければ悪魔(資本主義という事になるのだろうか)の企みに打ち克つ事は出来ないと。
そういうテーマ性が高いためにヒロイックファンタジー作品としてはかなり地味な仕上がり。公開当時はあまりヒットしなかったみたいだけどそれも納得できる。
今でこそ名作扱いになっているが、それは現在名匠・巨匠の地位にあるクリエイターの若き頃の作品という意味合いでの所も無くは無いのだろうと思う。



アニメーション技術はかなり高く。今と比べても高いと思うが当時からしたらとんでもなく高かったんじゃないだろうか。
2か所ほど止め絵処理のシーンが有ってちょっと残念だったけど、あれは演出なのか。演出というよりも長引く製作期間と高まるコストへの苦肉の策のように思ってしまった。



小原乃梨子さんはリスのチロ役。悲しげな演技をされるとツボに入りまくってしまう。

嬉しげなペーター
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