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ぼくらの家路 [ハ行の映画]

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『ぼくらの家路』
"JACK" (2013・ドイツ・1h43)
監督・脚本 : エドワード・ベルガ―
出演 : イヴォ・ピッツカー、ゲオルク・アルムス、ルイーゼ・ハイヤー、ネレ・ミュラー=シュテーフェン



母親と幼い息子二人の三人家族。母親は奔放な人物で時折息子たちの存在を忘れたかのような行動をとる。息子たちはそれでも母親を慕っていたがある時母親が姿を消し連絡も取れなくなった。



ネタバレ有。



母親は子供たちが大事でとても愛しているのだけど自分の事も同じくらいに大事という人物。
母と自分と弟、三人の家族である事を頑なに守ろうとした長男くんがこれ以上無理に母親をつなぎ止めてバラバラになるより、母親を自由にする事で三人が家族であり続ける事を選択したのではないだろうか。
母親と完全に決別をしたという事では無く。施設に入ったとしても会おうと思えば会えるわけだし。
家族には色々な形が有って、長男くんが苦渋の決断をしたああいう形があの母親と子供たちにとって、つらい事も有るだろうけど将来的にもベストな家族の在り方なのかもしれない。
そういう決断をまだ幼い子供にさせるのが観ていてやるせないが、長男くんだけしかあの決断を下せる人間はいなかったのだろうと思う。
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