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杉原千畝 スギハラチウネ [サ行の映画]


杉原千畝: スギハラチウネ (小学館ジュニア文庫)

『杉原千畝 スギハラチウネ』
(2015・日本・2h19)
監督 : チェリン・グラック
出演 : 唐沢寿明、小雪、アグニェシカ・グロホフスカ、ボリス・シッツ、ゥェザリ・ウカシェヴィチ、ミハウ・ジュラフスキ、小日向文世、板尾創路








1930年代、昭和の時代。日本はソビエトとの関係を重視していた。外交官の杉原はベールに包まれるソビエトの実態を掴むために活動していたが第二次大戦が勃発しヨーロッパの動向を見極めるための活動に移る。日本の同盟国であるドイツに不信感を抱く杉原は上司に進言するが効果は無く日本は泥沼の戦争へと突き進んでゆく。



リトアニアの多くのユダヤ難民にビザを発給しその命を助けた事により日本のシンドラーとも称される人物の話。
そのエピソードだけに集中した博愛の人の感動ストーリーではなく、一触即発の世界情勢の中でシビアにその流れを読み日本がどうあるべきかを真摯に考え続けた人物の半生記となっていた。
それは外国人監督だからだろうか。日本人監督だったらやっぱり感動重視の映画になってしまっていたのだろうか。



小雪さんの貫禄が凄かった。美人女優よりも貫禄女優と言った方が相応しいような。
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