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PERFECT BLUE パーフェクト ブルー [英数字の映画]


Perfect Blue - Édition Collector Limitée 2 DVD

『PERFECT BLUE パーフェクト ブルー』
(1998・日本・1h21)
監督 : 今 敏
声の出演 : 岩男潤子、松本梨香、辻親八










3人組アイドルグループの一人が脱退し女優業に専念する事に。脱アイドルのセクシー路線で話題を呼ぶが、何者かが彼女を苦しめる。



川崎市民ミュージアム 江口寿史展 KING OF POP 《特集上映 江口寿史と80年代日本映画》にて。
http://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/king-of-pop-2/

『パーフェクトブルー』だけ観て展覧会の方へは入場しなかった。
特集上映では『パーフェクトブルー』の他に『ゆき』『劇場版 あしたのジョー2』『エイジ』『老人Z』を上映。

今 敏監督による『パーフェクトブルー』製作日記『パーフェクトブルー戦記』によるとキャラクター原案の江口先生はそんなに深くは関わっていないような感じみたいだけど。



緻密な絵作りとアニメーションファン向けとは言えない、かと言って一般受けも難しそうな題材を選び一筋縄ではいかない面白い映画を作る。
じゃあ誰に向けて作ったのか。と考えると、それは今監督自身が面白いと思うものを作っていたのだと思う。

今監督が本作以降も作品を作れたのは長編デビュー作の本作でその実力を示したからだろう。製作状況はかなりのトラブルまみれでどうにかこうにか完成に漕ぎ着けた。という事で今監督は作品の出来に満足はしていなかったみたいだけど、素人目からしたら十分にハイクオリティな作品で。
それだけの実力が有ったからこそアニメーション監督として世に出られたんだろうし、そして一発屋で終わらずに全部で4本の長編アニメーションを自分が面白いと思えるもの(諸々の事情で妥協した部分は当然有るのかもしれないけど)として発表出来たのだろう。
それが自己満足だけで終わらず、万人向けではないにしても(特に本作は世界的には18禁)少なくない人が面白いと思う作品だったわけで。
そんな今監督の後継者が現れるのをただ待つ身。自分が知らないだけでもう現れているんだろうか。
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