幸せをつかむ歌 [サ行の映画]
『幸せをつかむ歌』
"RICKI AND THE FLASH" (2015・アメリカ・1h41)
監督 : ジョナサン・デミ
出演 : メリル・ストリープ、ケヴィン・クライン、メイミー・ガマー、セバスチャン・スタン、リック・スプリングフィールド
ロックミュージシャンになる夢を追い家庭を捨てた女性。それから20年以上が過ぎても夢を追い続けている女性がある事情から元家族と再会する事になる。
ネタバレ有。
離れ離れになっていた事で一般的な母親と子供の関係を築く事は出来ず、それが再会したからといってこれから新たに築く事が出来るはずもない。
それならば親と子ではなく、もうお互い大人なのだから人間と人間の関係を築けばいいじゃない。あたしのロックミュージシャンとしての生きざまを見てあたしの事を理解して。
という事で、メリル・ストリープがロックを歌いギターをかき鳴らす。実際に本人が歌って演奏しているそうで、それが貫禄たっぷり堂々としていて説得力が十二分にあった。
結末が明るいハッピーエンドなのが良かった。
誰も死なないし。そういった意味での感動作を期待するとちょっと違うのかもしれないけど、そういった意味での感動作を期待していない自分にはとてもいい映画だった。
問題があるとするならメリル・ストリープの娘役を本当の娘であるメイミー・ガマーが演じていてそれが話題にもなっているわけだけど、残念ながらメイミー・ガマーに主演女優としての華が無い。
ダブル主演ではなくあくまでメリル・ストリープの単独主演作とするならその引き立て役にはなっているとは思う。
母親が女優として偉大過ぎたといった所か。
ROTTIの再結成は無いのだろうか。
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