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『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』 [映画クレヨンしんちゃん]

『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』を観た。2022年、日本、1時間40分。
埼玉県カスカベからさほど遠くない山奥の忍びの里は誰にも知られる事なく存在し地球内部のエネルギーニントルが地球のへそから流出する事を防いでいた。そのためには超黄金の超巨大な塊でへそを塞ぎ忍びの中でも屁祖隠(へそがくれ)一族だけが使えるもののけの術で超黄金を押さえつけなければならなかった。その一族の役目に疑問を持ったちよめはまだ幼い息子珍蔵の自由な未来のために抜け忍となりわずかに縁の有る野原家へと転がり込む。しかし追っ手はすぐに現れちよめと珍蔵の身代わりになってしまったしんのすけを忍びの里へと連れ戻すのだった。

今回は忍者映画という事で観る前は世代的に『サスケ』や『忍者ハットリくん』の要素も有るのかなと想像していたが基本的に『NARUTO』だった。『NARUTO』よく知らないが多分。珍風伝の時点で疾風伝とタイトルにつく事も有るらしい『NARUTO』だと気付くべきなのだろう。
あとは『ミュータント・ニンジャ・タートルズ』も少し関係していたと見るのはいささか考え過ぎだろうか。
忍者とは関係ないが『もののけ姫』からは米良美一さんがゲスト声優だったがどんな役でどこに出ていたかは分からなかった。ニントルを吸収して巨大化する追っ手がそうだったらしい。セリフはあまり無かったような気がする。

今回は野原家とカスカベ防衛隊の活躍のバランスが良かった。ちゃんとみんな活躍する。風間くんはどうだったんだろう?と思わないでもないが。
その風間くんの分普段忘れられがち、大事な時でもたまに忘れられるシロが活躍して良かった。

クレヨンしんちゃんは伊達に30年続けているわけではなく、その30年の積み重ねが反映されていたシーンはちょっとベタにも思えたけど、でもやっぱり良かった。
30年続いているとなると三世代アニメとも言えて、祖父母受けするであろうネタを理解できてしまう。「なるほど・ザ・ワールド」は今の子供世代、なんなら親世代でもなんのこっちゃ分からないのではないか。

忍びの里の子ゴリラが可愛かった。しかし考えてみるとあの子ゴリラももののけの術の影響によるものなのか、それとも野生(野生?)のゴリラなのかよく分からない。謎の子ゴリラ。
分からないと言えば風車の風子のお母さんはちよめにそっくりで、それに風子と珍蔵も似ていたのでお母さん同士は双子とか双子ではなくても姉妹とかそういう設定なのかと勘繰っていたが全くそういう事ではなかったのが分からないと言うか不可解な感じがした。

映画本編終了後の次回予告はいつにもまして驚きだった。全編フルにそういう事ではなくて、そういう世界といつも通りの世界があってパート毎にそういう事になるのかもしれない。

映画クレヨンしんちゃんを勝手に応援するでお馴染みの志田未来さんは今回も勝手に応援されているのだろう。
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