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『モービウス』『マリー・ミー』 [映画]

『モービウス』を観た。2022年、アメリカ、1時間44分。
自身も侵されている血液の難病の治療法を見つけ出した優秀な医師マイケル・モービアス。自ら実験台となり病は完治したかに思えたが特殊な能力と凶暴性が副作用として現れる。

あまり評判の良くないらしいマーベルヒーロー映画。ヒーロー側ではなくスパイダーマンに登場するヴィランを主人公としている。
ディズニーではなくソニー(コロンビア)が展開するスパイダーマンのユニバースという事でソニー・スパイダーマン・ユニバースSSUと呼ばれる世界観らしい。『ヴェノム』も同じSSU。
しかしソニーもディズニーもマルチバースで繋がっていて、本作の世界観に存在するであろうスパイダーマンはどのスパイダーマンなのかは今の所明かされてはいない。もしかしたらトビー・マグワイアのかもしれないし東映スパイダーマンかもしれない。『スパイダーバース』に登場したニコラス・ケイジのスパイダーマンの可能性も有る。のか?

どういった理由で巷の評判が良くないのかは知らないが、マーベルヒーロー映画としてどうかと言うより何か本作ならではの特徴が感じられない映画だった様に思う。
一番の特徴は少年二人が願い続けてきた夢と希望が青年になり叶った瞬間に破滅が始まるという切なさだと思うけど、それよりもジャレッド・レトのカッコよさに頼ってしまった。



『マリー・ミー』を観た。2022年、アメリカ、1時間52分。
"キャット"の愛称で世界的人気の歌姫カタリーナ・ヴァルデスは今夜のステージでかねてから噂の人気急上昇シンガーのバスティアンとの結婚を発表するはずだった。しかし発表直前にバスティアンの浮気が発覚。キャットはステージから目についた単なる観客の1人である数学教師チャーリーとの結婚を発表する。

最初の内は物語の展開が強引な様に思えて面白く思えなかったがそれは最初だけでどんどん面白く思えてくる。話の粗は多分有ると思うけど元々が強引なのだからそこまで緻密な内容じゃなくても気にはならない。
ショービジネス界を舞台としていながら悪人というか悪意の有る人間がほとんど出て来ないのが嫌な気分にならずに良かった。人によっては浮気男が極悪人にはなるのだろうけど。パパラッチは周りに常にいたのかもしれないが作品の中でそれをクローズアップしたのは最初だけ。
出演者が一癖有る役も出来る人達。オーウェン・ウィルソンのささやきボイスが多めでそこら辺のクセは強い。だけど本作では素直な善人を演じる。ロマンチックコメディには素直な善人は必要不可欠。そして善人が結果的に報われる。現実でもそうだったらいいのに。『恋はデ・ジャブ』の様な改心パターンも有るけどそれも改心して善人となって報われる。
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