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『パラミドロ』『明日に向って撃て!』 [映画]

『パラミドロ』を観た。2021年、スペイン、1時間30分。
元闘牛士の男。ライドシェアによる同乗者女性三人を長年の愛車で目的地へと送る途中夜の山道に突然人影が車の前に現れる。咄嗟のブレーキは間に合わなかった。

"シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2022”にて。

ホラー映画として当然の成り行きで夜のシーンが多め。やっぱり明るいのより暗い方が恐怖感が増すのかもしれないが暗すぎて何をしているのか分からないのは問題が有ると思う。暗さだけが問題なのかというとそうではないのかもしれない。
何をしているのかはっきりとは分からないがとにかく恐ろしい事が起こっている。という恐怖の表現も有るのだろうけど。



『サスペリアPART2』で寝た。
新文芸坐での一日限り一回だけの上映で寝た。本作はオカルトホラー映画と言ってもいいのかと思うがオカルトだけでなくもうホラー映画全般で寝てしまうのかもしれない。
実はオカルトホラーではなくサスペンスに分類されるらしい。そうなるとホラーに限らず静かなシーンの多い映画が寝心地がいいのかも。



『明日に向って撃て!』を観た。1969年、アメリカ、1時間52分。
強盗グループのリーダー、ブッチ・キャシディと相棒のサンダンス・キッド。何度もその被害に遭ってきた銀行家が腕利きの追跡者達を集め二人を執拗に追いつめる。

"テアトル・クラシックスACT.2 名優ポール・ニューマン特集"にて。

久し振りに観てこれは青春映画なんだなあと改めて気付いた。
当時ポール・ニューマンが45歳、ロバート・レッドフォードが33歳とポール・ニューマンは無理が有るかもしれないがいくつになっても青春でい続けようとした男達の物語だから年齢は関係ないのかもしれない。
アメリカン・ニューシネマの代表的作品の内の一本。ニューシネマ以前の作品、特にハリウッド映画は夢の国の物語でその夢がいつまでも続いてゆくのが基本だったのかもしれない。ニューシネマはその夢はいつかは終わるという事を描いていたか、そもそも夢なんてものが無い。と、それまでのハリウッド映画と相反する事に意味を見いだしていたのか。
本作でもいつまでも青春でいたかった男達が無情な末路を辿る。それが悲惨ではなく、青春、夢を追い続けて散っていった男達。という風にロマンも感じさせる所がニューシネマだけに限らずオールタイムで名作とされるのではないかと思う。

ポール・ニューマンはやっぱりカッコいい。ロバート・レッドフォードももちろんカッコいい。
英語はさっぱり分からないが発声がしっかりとしていて聞き取りやすい様に思える。本作では字幕を見る限りで西部訛りと言うか独特なアクセントで喋っているみたい。
ビジュアル的な面では後々になって往年の大スターを思わせる新たなスターの登場というものが結構有ると思う。ブラッド・ピットは若き日のロバート・レッドフォードの再来と言われていたし、スコット・イーストウッドは若き日のクリント・イーストウッドそのまんまだし。親子なので当然と言えば当然。それを考えるとポール・ニューマンを思わせる新たなスターの登場は今の所いなくて現在でも唯一無二の存在だと思える。
全米騒然のホラー映画"SMILE"の主演女優ソシー・ベーコンは名前で分かる通りケヴィン・ベーコンとキーラ・セジウィックの娘さん。しっかりと二人のDNAを受け継いでいる。

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