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『未来戦記』『ミセス・ハリス、パリへ行く』 [映画]

『未来戦記』を観た。2022年、香港、1時間41分。
悪化し続ける世界の自然環境の改善のため膨大な費用をかけ大空に張り巡らせるスカイネットが設置される。
ある時隕石が落下し植物生命体が現れ街中を破壊しながら増殖し続ける一方で大気を浄化していた事が判明。植物生命体は人間にとって救世主となるのか。大雨によって爆発的増殖をし全てが破壊される前に強制的に救世主とさせるための軍事作戦が秘密裡に実行される。

NETFLIXにて。

ルイス・クーが主演兼製作総指揮。アメコミヒーロー映画をかなり意識しているような感じでキャプテンアメリカやアイアンマンっぽい感じの所も有った。ルイス・クーがキャプテンアメリカでラウ・チンワンがアイアンマンのマルチバース作品を是非観てみたい。マルチバースと言ってしまえばもはや何でも有りだし。
アメコミヒーロー映画お馴染みの本編終了後の次回への伏線も張られている。という事は続編が予定されているのだろう。

メイド・イン・香港のSF作品はそんなに観た記憶は無いのだけど、思い出せるのはアンディ・ラウ主演の『未来警察 Future X-cops』ぐらい。2010年の作品で観た記憶が有るだけで内容はほとんど憶えていないが、CGやVFXはそんなに良くなかった印象。それから10年以上が経って見違えるほどに進化していた。香港映画でCGが見所になってしまうのは若干の寂しさも有ったりするけど、香港スターがCGの中にいるのはカッコいいし、何よりSF作品の中で広東語が飛び交っているのが面白い。

多足歩行戦闘車両が登場。そうなれば当然『攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL』のあのシーンをやりたくなる気持ちはよく分かる。そのまんまという感じではなかったけどそれがやりたくて多足歩行戦闘車両を出したのかもしれない。



『ミセス・ハリス、パリへ行く』を観た。2022年、イギリス、1時間55分。
1957年、イギリス。第二次世界大戦終戦後も夫が音信不通で家政婦の掛け持ちで生計を立てているエイダ・ハリス。質素な生活に不満は無かったが一着のクリスチャン・ディオールのドレスを目にしたことで一念発起しクリスチャン・ディオールのドレスを買うためパリへと向かう。

良く出来たドラマ作品で、何か故ペニー・マーシャル監督の作品を観ているような気持ちになったので良かった。

フランスの侯爵(だったか?)の飼い犬があんまり見た事の無い大型犬で可愛かった。よく見ると飼い主(ランベール・ウィルソン)に顔がどことなく似てたりするのはそういう犬種を選んだのか。それとも人間の方が犬に寄せたのか。

主人公エイダを演じているレスリー・マンヴィルは初めて見る人だと思っていたがフィルモグラフィを見てみれば本作以前にも何作品か観ていた。最近では去年観た『すべてが変わった日』(ダイアン・レイン、ケヴィン・コスナー出演)での邪悪なおばさんと知って本作での善良で可愛らしいおばさまとのギャップが凄えなと驚いた。


ファッションの話しでもあって、人は何故素敵なファッションに心惹かれるのか。そこら辺の興味があまり無いのでよく分からない所ではある。しかし、池袋HUMAXシネマズで本作を観る前、池袋駅構内にて曲がり角を曲がった時に七五三の振り袖の子が現れてあまりの衝撃的な可愛らしさに一瞬だけ動きが止まってしまったり、本作を観た後、来年の映画クレヨンしんちゃんの情報が解禁されたのでサンシャインに出来た映画クレヨンしんちゃんショップを覗いてみようと向かう途中、サンシャイン近くの公園が今はコスプレーヤーさん達のメッカみたいな場所になっていて今流行りのアニメ作品(よくは分からないが)の格好をして楽しそうにしている人達を見て、結局素敵なファッションはその人だけではなく周りの人もときめかせるし、一着何十万もするドレスでも思いを込めた手作りのコスプレでも自分達が楽しめればそれでいいという事なのだろうとなんとなく分かった気がした。

ところでまだクレヨンしんちゃんショップには新作映画についてはなんの動きも無かった。
来年の映画クレヨンしんちゃんはオールCG作品になるということで"映画"ではなく"THE MOVIE"となり、製作期間も掛かるのか春ではなく夏に公開予定。
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