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4本 『アイ・アム・レジェンド』『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』『椿三十郎』『俺達フィギュアスケーター』 [2008年1月に観た映画]

2008年1月の或る日に観た映画。

『アイ・アム・レジェンド』
『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』
『椿三十郎』
『俺たちフィギュアスケーター』

ネタバレ、悪口、悪ふざけなども有ります御注意を。






『アイ・アム・レジェンド』  新宿ミラノ1
“I AM LEGEND” (2007・アメリカ) 1h40
監 : フランシス・ローレンス
出 : ウィル・スミス、アリシー・ブラガ

前半良いけど後半今イチ。という意見をよく耳にする映画なので、その覚悟で観た。

残念ながらその通り。
残念ながらの自己犠牲。

あそこまで追い込まれたら仕方ない気もするけど。
救世主たるものは死んでこそ救世主。という事でしょうか。

荒廃したニューヨークの映像は素晴しい。
実際ニューヨークに住んでいる、行った事の有る人達にはかなりインパクトの有る映像だと思う。

日本映画じゃまず無理だな。と、お思いのあなたに耳寄りな情報を一つ。
そんな映像が日本の映画にも有ります。

それは『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999)。
夜の渋谷の駅前に飛来するガメラ。

映画自体はなんだかなぁな出来ですが、そのシーンだけはやられちゃいました。
特技監督は樋口真嗣さん。

今でも夜の渋谷駅前に行くと空を見上げて「ガメラ来ねぇかなぁ」と思ってしまいます。

ネガティヴ・マネージメント・モー・ヘンリー。





『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』  新宿プラザ
“NATIONAL TREASURE : BOOK OF SECRETS” (2007・アメリカ) 2h02
製・監 : ジョン・タートルトーブ
出 : ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、エド・ハリス、ハーヴェイ・カイテル

お宝探しの動機付けが納得できなかった。
お宝見っけたらご先祖様の汚名を返上出来る。
そう断言されたらそうなんでしょうけど、説得力は乏しい。

映画の入口からつまづきましたが、謎解きになってからは面白かった。
アメリカ史に絡めた謎解きは、その点に全く疎い自分でも充分楽しめました。

しかし終盤になって気付いちゃいけない事に気付いてしまいました。

「あれっ、話しの展開が前作と同じだ。」

それに気付いたら急速に醒めました。
お宝探しの動機付けからして、ご先祖様の汚名返上というのも前作と同じだったのでもっと早く気付くべきでした。

結果本作は、登場人物を増やして同じパターンのスケールアップ。〈スケールアップしているのかはちょっと疑問〉
という続編らしい続編でした。

『アビス』ファンには堪らない、E・ハリスが水と格闘するシーンが有ります。
E・ハリスには水がよく似合う。と、つくづく思いました。





『椿三十郎』  新宿オスカー劇場
(2007・日本) 1h59
監 : 森田芳光  脚 : 菊島隆三/小国英雄/黒澤明
出 : 織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、佐々木蔵之介、中村玉緒、藤田まこと


黒澤明監督の『椿三十郎』(1962)のリメイク。

オリジナルは、黒澤作品で観たものの中で一番好きな作品。
それを何故か(失敬)森田監督がリメイク。

という事でかなり不安だったけど(これまた失敬)、観たら面白かった。

かなり忠実にリメイクされているけど、有名なあのシーンは変えている。
賛否有ると思いますが自分としては、
「そのシーンは是非オリジナルでご覧下さい。」
という森田監督の心遣いだと思いました。

ただ本作のはチョットしつこかった。
ジャッキー・エフェクト使ってるし。

(説明しよう。“ジャッキー・エフェクト”とは、ジャッキー・チェンの映画のクライマックスでしばしば使われる、大一番のアクションを複数のカメラで撮り、繰り返し見せることである。

因みに“ジャッキー・エフェクト”の命名はスチャダラパーの皆さんである。

更に因みに本作の場合、厳密には“ジャッキー・エフェクト”では無いのである。

その更に因みに、じゃあ何で“ジャッキー・エフェクト”なる言葉を使ったのか?
それはただ単に使ってみたかったからである。

“説明しよう”というフレーズも使ってみたかったのである。
という事実がある事も認めざるを得ないのであるのである。)

新キャストはほとんど違和感無かった。
中でも佐々木蔵之介さんが良かった。表情だけで笑わせられるのがスゴイ。
イイ表情持ってんなぁ、と感心してしまう。

女中三人組が『バカ殿』っぽくなってしまったのだけが残念。





『俺たちフィギュアスケーター』  新宿ジョイシネマ1
“BLADES OF GLORY” (2007・アメリカ) 1h33
監 : ウィル・スペック / ジョシュ・ゴードン  製 : ベン・スティラー
出 : ウィル・フェレル、ジョン・へダー、ジェナ・フィッシャー、ウィル・アーネット、エイミー・ポーラー、クレイグ・T・ネルソン、ウィリアム・フィクトナー、ルーク・ウィルソン

本作は都内では渋谷GAGA!だけの上映かと思っていたら、映画館の前を通ったら新宿ジョイシネマでも上映している事が分かった。
早く観たい映画だけど、4本はさすがにキツイので悩んだ。

でも観ちゃいました。

面白かった。笑った。フィギュアスケート版『少林サッカー』というノリ。
下ネタ大増量で。
フィギュアスケートを本気で愛している方には噴飯ものの内容ですが。

やっぱり面白ぇなぁW・フェレル。正に今が旬。
J・へダーとのいがみ合いが面白い。

日本で本作の様なおバカなノリのコメディを出来る人はいないものかと思っていたら、いました。
正月のテレビで久々にネプチューンのネタ(エア三味線をする兄弟のコント)を見たら、正に本作の様なノリ。
ホリケンワールド全開で笑わせてもらいました。

たけしさん、松ちゃん、ウッチャンと映画を撮るお笑いの方はいますが、(吉本興業も映画に力を入れているみたいですが、未見でスイマセン。)
ホリケンさんが映画を撮ったらなんかとてつもないおバカ映画が観れそう。


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