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3本 『子猫の涙』『ウォーター・ホース』『アース』 [2008年2月に観た映画]

2008年2月に観た映画。

『子猫の涙』
『ウォーター・ホース』
『アース』

ネタバレなどあるやも知れませぬ。どうかお気をつけになって。






『子猫の涙』  新宿ガーデンシネマ2
(2007・日本) 1h37
監・原・脚 : 森岡利行
出 : 武田真治、藤本七海、広末涼子、紺野まひる、鈴木砂羽、山崎邦正、喜味こいし、宝生舞、赤井英和

日本アマチュアボクシング、最後のオリンピックメダリスト森岡栄治氏。
その破天荒な人生を描く。 

始まって『レイジング・ブル』に似たシーンが有って、これは関西版『レイジング・ブル』になるのか?と思って期待したんだけど。
泣いて笑って、大阪のおもろい家族。で終わってしまった。

森岡氏の事は全く知らなかった。映画を観進めていくうちにその人柄に興味を持った。
しかし映画ではその内面まで深く突き詰める事は無かった様に思う。
やんちゃで、エロ親父で、それでいて家族思いのお父ちゃん。といった描き方。

森岡氏の娘さんからの視点で描いているのでそうなったのだと思う。
そんなお父ちゃんに振り回される私達。でもそんなお父ちゃんが大好き。といった。

それはそれでよく出来ているとは思うものの、自分としてはもっと森岡氏の事を知りたかった。
森岡氏の視点で描いて欲しかった。
森岡氏が何を思い、何に怒り、何を愛したのか。

武田クン、脱いだらとんでもない体している。ボクシングシーンも見事。





『ウォーター・ホース』  新宿ミラノ2
“THE WATER HORSE : LEGEND OF THE DEEP” (2007・アメリカ) 1h52
監 : ジェイ・ラッセル
出 : アレックス・エテル、エミリー・ワトソン、ベン・チャップリン、デヴィッド・モリッシー、ブライアン・コックス

牧歌的なのんびりとした“ネッシー”秘話。
ではなく、実は今時のハリウッド製のCGたっぷりのファミリームービーだった。
クリスマスシーズンによく有るサンタクロースは本当にいるんだよ的な内容。

まぁ、これはこれでそんなに悪くはなかった。

少年と恐竜。と言ったら『ドラえもん のび太の恐竜』。
で、恐竜と言ったら“ピー助”。
なのでこの映画の恐竜(ではなくて伝説の生き物だったけか?)“クルーソー”に付いているキリンの様な角に「違うな」と思ってしまう。

B・チャップリンがアントニオ・バンデラスに見えた。
あの役の設定がスペイン人だったらバンデラスがキャスティングされていたと思う。





『アース』  新宿アカデミー
“EARTH” (2007・ドイツ=イギリス) 1h36 日本語版
監 : アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド
ナレーション : 渡辺謙

地球の事を人間は勝手に「幸福の星」と呼んでいるらしいけど、それは人間にとっての幸福であって、地球にしてみれば“人間”なんていう厄介なものがポコポコとそこいら中に湧き出てきて好き勝手されているのに果たして幸福と言えるんだろうか?

などと、エコバッグ1つすら持っていないボンクラがいっぱしのエコロジスト感覚になるのは、
ヤクザ映画を観た後に肩で風を切って街中を歩いちゃう人たちと一緒という事で。

なかなか目には出来ない映像だらけだけど、一番インパクトがあったのがアマゾンの鳥。
あの鳥はすごかった。
あの鳥が日本に現れてあのパフォーマンスをしたらパニックになると思う。
とても地球上の生き物とは思えない。

あの鳥にとってアマゾンの生息している場所が、餌が豊富にあって天敵がいない。
というのがあのパフォーマンスを心置きなく披露できる一つの要因。

という事だけど、やっぱりそういう安穏とした平和が奇怪なものを生み出すものなんだろうか?
現代日本の×××の△△△△△△(特に名を秘す)だったり、○○○○○の□□□(特に名を秘す)の様に。


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