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大いなる陰謀をみました [2008年5月に観た映画]

『大いなる陰謀』  新宿プラザ
“LIONS FOR LAMBS” (2007・アメリカ) 1h32
製作・監督・出演 : ロバート・レッドフォード
出演 : メリル・ストリープ、トム・クルーズ、マイケル・ペーニャ、デレク・ルーク、アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・バーグ、ケヴィン・ダン

[カチンコ]ロバート・レッドフォードが若者達に贈るメッセージ。

「君達がしっかりしないと、政治家などという者はそれにつけこんで取り返しのつかない事をしでかしますぞ。」
という事を言いたかったのではないでしょうか。
それはこの段階ではマスコミへの情報操作という小さく思えることでも(全然小さくないですが)、やがてはとてつもなく大きなもの、“核”につながってしまうかもしれない。
それを止めるためには、しっかりと物事を見て、考えて、発言する事。
「遊び呆けている場合じゃないのだよ!」とも。

そのメッセージは本編が終わった後にも繰り返し言われます。
「遊び呆けて政治家を放っておいたら、エンドロールの背景で描いている様にいつの間にか隣人はいなくなってしまうし、あなた自身もいなくなってしまいますぞ。」と。

このようにとても大事な事を言われているのですが、残念ながら多くの人に伝わらなかったようです。
アメリカではあまりヒットしなかった。というより大コケ。
多くの人には耳の痛いことばかりですから。
R・レッドフォードが熱烈な民主党支持者という所も、共和党叩きとも思える内容に反発する人もいたのではないでしょうか。

[カチンコ]映画としてはとても地味でした。コケた原因はそこにもあるのかも。
動きを最小限に抑えた会話劇。朗読劇と言ってもいいぐらいに動きを抑えます。
それは戦場のシーンに至るまで徹底されています。
それを見せきるには実力のある俳優さんでないと出来ないと思います。
R・レッドフォード、M・ストリープ、T・クルーズ。その他の皆さん見応えのある演技でした。
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