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ミストをみました [2008年5月に観た映画]


アニメ『ドラえもん《驚》』15cmぬいぐるみ
 
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[カチンコ]突如町を覆う霧。霧の中の何かが住民を襲う。

[カチンコ]怖かった。「一寸先は闇」の黒い世界も怖いだろうけど、「一寸先は霧」の白い世界も怖い。
それは霧の中にいる何かの怖さもあるし、パニックになった群集心理の怖さもイヤってなるぐらいに描かれていました。

[カチンコ]『ショーシャンクの空に』の原作、監督コンビの作品ですが、『ショーシャンク』とは全く違った感じの作品です。
『ショーシャンク』の後味爽やかな爽快感を期待するととんでもない目に遭います。
後味はとてつもなく苦い。『隣人は静かに笑う』(1998)レベルと言ってもいいかと思います。

物語の中盤以降から入ってきて近くに座った男の人が結末を見て「ハハッ」と一笑い。
まぁ確かに結末だけ見たら笑えなくもないのですが。笑ったのは多分その人だけ。
気軽に出入りできる映画館の欠点が出てしまった。という事でしょうか。
最初から観ていないでその場だけの感覚で笑うなんて失礼な。
と、少し腹立たしくも有りましたが、後になって考えてみると笑うのも有りなのかも。と思えます。
被害者の事を考えると笑う事は出来ませんが、元々はその事態を引き起こしたのも同じ人間。
人間の愚かさを嘲笑気味に笑わなければならないのかもしれません。
ただ、笑うだけではなく、その教訓について考えるという事も大事だと思いますが。

[カチンコ]この映画で一際キラリと輝いていたのはなんと言っても住民が避難しているお店の副店長オリー(T・ジョーンズ)でしょう。
言動一致の好中年(初老?)。見た目はこう言っては失礼ですがみすぼらしい。
普段は物腰低く礼儀正しいおじ様ですが、いざと言う時に見せるその行動力、頭の回転の速さ、正義感溢れる実直な人柄。そして射撃の腕は凄腕ヒットマン級。
カッコよかったです。個人的理想のおじ様像ナンバー1。と言っても過言ではありません。

[カチンコ]都内某所某映画館にて鑑賞。今日はこの映画館の良くない所が目立ちました。
途中入場してきた男性客もそうですが。
空調の音がうるさい。それが効果音になってなくもなかったのですが。
そして、終盤頃になってくると次回待ちのお客さんの賑やかな会話が客席に丸聞こえ。

真剣に映画を観れる映画館(それにはやはりシネコンなのでしょうか)を選ぶのか、それともお手軽さをとるのか。その難しさを痛感しました。

『ミスト』  
“THE MIST” (2007・アメリカ) 2h05
製作・監督・脚本 : フランク・ダラボン  原作 : スティーヴン・キング
出演 : トーマス・ジェーン、ネイサン・ギャンブル、トビー・ジョーンズ、ローリー・ホールデン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジェフリー・デマン、フランシス・スターンハーゲン、ウィリアム・サドラー
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