地球が静止する日 [2008年12月に観た映画]
『地球が静止する日』
“THE DAY THE EARTH STOOD STILL” (2008・アメリカ) 1h46
監督 : スコット・デリクソン
出演 : キアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミス、キャシー・ベイツ、ジョン・クリーズ
ネタバレあり。
1951年のロバート・ワイズ監督作品『地球の静止する日』のリメイク。
『の』の方は未見ですが、あらすじを読むと『が』は若干の変更があるようです。
『デス・レース』と似たような感じですが、『デス・レース』は見事なまでの熱血バカ映画(褒めてます)に仕上がっていたのに対し『が』は『の』を真面目に作り直したという感じ。CG大量投入で。
映画の出来としてはそんなに悪くはないかなぁと思いますが、古典SFを真面目にオーソドックスに作り直しているので物語的にインパクトに欠ける気がします。映像と音響はそれなりにインパクト有りますが。
キアヌ・リーヴスの最新主演SF作品として、正月映画の目玉作品としては物足りない感じがしました。
キアヌ・リーブスの人の体を借りた地球外生命体という役はハマっていました。
『ヒドゥン』のカイル・マクラクランを思い出します。
本作のキアヌ・リーヴスに『ヒドゥン』のカイル・マクラクランの様なコミカルな所(地球外生命体的には至って真面目ながら人類的にはちょっとヘン)が有っても良かったかなぁと思います。
そこらへんも含めて『が』は真面目過ぎるような気がしました。
赤ちゃん連れの若い御夫妻が2列前に着席。
途中で騒がれたら敵わんなぁと思いましたが、大体静かにしてくれたので助かりました。
多少グズりもしましたが「ふぎゃぁ~~~~」の自己主張絶叫型ではなく「いやん、いやん」の他者依存甘えん坊型だったので、耳に入ってくると妙に和みました。サスペンスな映画ですのでそれはそれで困りものですが。
終盤になると赤ちゃんの存在も忘れるくらいに静か。
映画が終わって席を立つ御夫妻を見ると赤ちゃん熟睡中。
まぁ赤ちゃん連れは熟睡するか大騒ぎして連れ出されるかのどちらかです。
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