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戦場でワルツを [2010年1月に観た映画]


Waltz with Bashir: A Lebanon War Story





『戦場でワルツを』
“VALS IM BASHIR” (2008・イスラエル=フランス=ドイツ=アメリカ) 1h30
製作・監督・脚本・声の出演 : アリ・フォルマン 
アニメーション監督 : ヨニ・グッドマン







見るに耐えない戦争の現実を目にしたため、無意識にその記憶を消し去っていた映画監督がその記憶を取り戻してゆく。

ドキュメンタリー・アニメーション作品。
ドキュメンタリーなんだろうか?ドキュメンタリーとは若干違うような。
ノンフィクション・アニメーションと言った方がしっくりする。



実際に戦争を経験した人でさえそのあまりの悲惨さに自分の中に封印し、それが現実で有ったかどうか分からなくなってしまう。
って事ですから、戦争を体験した事の無い自分なんかが本作を観ても、戦争の本当の悲惨さは分からないのかもしれない。途中で眠くなったぐらいだから。
一応分かった様な気にはなったけど。


火垂(ほた)るの墓 [DVD]個人的に『火垂るの墓』に勝る反戦映画は無いです。
今までテレビ放映されたのを1回しか観た事が無いですが、それも所々抜けているので完全に観た事は無し。
それでも戦争の悲惨さは十分に伝わってきましたし、それと共に映画の中で過酷な目に遭っている子供たちに何もしてあげられない己の無力さを痛いほど思い知らされました。
グサッと突き刺さった感じでいまだに辛い。
なので多分これから2度と観る事は無い。と言うか観たくない映画なのですが反戦映画としてこれほどメッセージが届く作品は無いと思う。
世界中の人が『火垂るの墓』を1回でも観れば戦争も無くなるんじゃないだろうか。と思うほどです。



本作のアニメーションの表現方法は今まで見た事が無い。
CGなんだろうか?手描き風CG。といった趣き。

手描き風CGで描かれた戦闘ヘリとか戦車がカッコイイ。いかにもCGのパッキパキのメカでは無くて、手描き風味が入っている所がカッコイイ。
戦争兵器がカッコイイ。って思ってる所が本作や『火垂るの墓』の反戦メッセージを全く理解していない所で非常に残念。
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テンプラ・ソバ・ニーロ

ぺん獣さん、niceありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-02-19 21:44) 

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