東のエデン 劇場版Ⅱ Paradise Lost [2010年3月に観た映画]
『東のエデン 劇場版Ⅱ Paradise Lost』
(2009・日本) 1h32
監督・原作・脚本 : 神山健治
声の出演 : 木村良平、早見沙織、宮内敦士、玉川紗己子
日本を救う名目で行われているセレソン・ゲーム、ゲームセットの時。
ネタバレ有り。
この物語を語りきるには時間が足りなかったなぁ。という印象です。
何か色々語らなければいけない所をはしょってはしょって、そしてなんとか終わらせたような。
100億円を与えられとセレソンの12名が知恵と度胸で上がりを目指す。というエンターテイメントな風呂敷を広げながら、最終的にはその風呂敷とは違う現代日本への提言。というメッセージの風呂敷をたたんで終わったような。
個々のキャラクターもその中に埋もれてしまったような。おネエぐらいだろうか見せ場が有ったのは。みっちょんに至ってはほとんど喋らず。
キャラクターが活躍しなければ、当然物語として盛り上がるはずも無く。テレビシリーズの最終回を超えられるほどの大きな盛り上がりも無いまま、こじんまりと終わってしまった。
サポーターは?
セレソンの中に婆さんがいる意味は?
そこらへんの疑問も残る。
小説読め。って事?
劇場版を作るよりも、テレビシリーズで26本ぐらいでやった方が良かったんじゃないだろうか。
メッセージは最初から最後まで「若者万歳!」でした。
「若者が元気でなければ、国が元気になる事など有り得ないだろう。」と。
「昔若者だったお年寄りたちもそんな事は分かってんでしょ?」と。
そりゃそうだなぁ。と思えるメッセージでしたが、それがエンターテイメント性に繋がらなかったのが残念。
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