アジャストメント

『アジャストメント』
“THE　ADJUSTMENT　BUREAU”　（2011・アメリカ）　1h46
製作・監督・脚本　：　ジョージ・ノルフィ
出演　：　マット・デイモン、エミリー・ブラント、アンソニー・マッキー、テレンス・スタンプ、マイケル・ケリー










このまま人類に人類の未来を任せていてはとんでもない事になってしまう。チェアマンは人類をより良き未来に導くため、運命のシナリオを書き運命調整局を再始動させた。



そのあらかじめ描かれた運命に抗おうとする一組のカップル。
SFサスペンスかと思っていた。最初はそんな感じだったけど、登場する組織、人物（？）からするとラブファンタジーだった。

自分達の運命の恋を信じ貫き通すためにニューヨーク中を走り回るカップル。
やっぱり何かを掴み取るためには自分の足で走らないと。走って走って掴み取る。走れば掴み取れる。それは映画的にとても正しい。

それがどこでもドアを使う事でニューヨークの見慣れた景色を走り回る事を可能にする。ってのが面白さなんだろうけど、残念ながら見慣れていないので（ヤンキースタジアム？なのかも分からず）その面白さが伝わってこなかった。
かと言って世界中の誰もが知っているような世界の名所を走れば良かったのかというとそれも違うような気がする。
きっとニューヨークだから本作のようなラブファンタジーが成立し、ニューヨーク中を走り回るから面白いんだろうと思う。
これをウディ・アレンが撮ったとしたら、また別の面白さがあった作品なのかと思う。間違いなくコメディになるんだろうし。



運命自由主義バンザイな結末は、原作が書かれた時代が反共産主義だった事の名残なのだろうかと思ったり。
となるとチェアマンはどちらの主義においても、それをどこかとんでもない上の方で司る立場にいるという。
人間の運命を操作するのも人間自身に人間の運命をゆだねるのもそれはチェアマンの意志次第。

コメント 4

ニューヨークが舞台という以外は、全く無関係ですが、「アザー・ガイズ」は8月に公開されるようですね。
配給が日活なので、シネパトスではないかと思います。＾＾
by hash (2011-06-16 00:30) 

＞「アザー・ガイズ」は8月に公開
刑事モノでアクションでコメディで。夏休み映画に相応しい映画だと思われます。楽しみにして待ちます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-06-18 04:02) 

もももんががさん、niceをありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-06-18 04:18) 

inunekoさん、niceありがとうございました。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-06-21 19:21)