小川の辺 [ア行の映画]
『小川の辺』
(2011・日本) 1h44
監督 : 篠原哲雄
出演 : 東山紀之、菊池凛子、勝地涼
「お前んとこの妹の旦那のタマ取ってこいや」と、お上に命令された男。
妹の旦那は男にとって親友(っぽい感じだった)でしたが、結局お上の命令は絶対なので千葉まで出向いて頭かち割ってタマを取ってしまいます。
でもタマ取った罪悪感、男に無し。多少有ったかも。でもそれほど時間を置かずに「これで妹が幸せになれるぅ~」とお気楽気分。
人として破綻してんなぁと思うけれども時代劇なので致し方なし。
国に戻ったら妹の旦那の家族や知り合いなどがいるはずで、その人たちに町で出会ったとしても男に悔恨は生じないのだろうか。と考え過ぎるのは時代劇なのでよろしくない。
妹と旦那の間には愛は無く。それでも旦那を斬殺した実の兄に対して妹は刀を向ける。
それは武士の妻はかくあるべし。という武士社会に洗脳されて育ってきた女性の哀しさなんだろうと思う。
そんな妹が本当に愛した男と一緒になれるのであれば旦那の命なんてゴミみたいなもの。っていう映画だとしたら怖い。
まさか菊池凛子さんが國村隼さんに似てるはずは無い。と思っていたのだけれど似てた。
xml_xslさん、niceありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-08-14 08:07)