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映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス [映画クレヨンしんちゃん]

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『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』
(2012・日本・1h50)
監督 : 増井壮一
出演 : 矢島晶子、藤原啓治、ならはしみき、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、飯塚昭三



兄妹ゲンカをした日、ひまわりの名付け親であるしんのすけは突然の訪問者の差し出す契約書にサインをしてしまう。その契約とはひまわりをある星の王女とするものだった。
それは野原一家を引き裂く事を意味するが、ひまわりが王女となる事でしか解決しない宇宙の一大事がそこにはあった。
しんのすけ、ひろし、みさえ、シロはひまわりを取り戻し、そして宇宙の一大事を解決することが出来るのか。



面白かった。前半やや空回り気味。それはしんちゃんが普通の5歳児であるから。あの状況で普通の5歳児でいられることがさすが大物なんだけど。
ひまわりを取り戻そうと必死のひろし、みさえとの温度差が歯痒く思える。
ようやっと事の重大さを理解し、スーパー5歳児しんのすけへと変貌を遂げると「野原一家ファイヤー!」がファイヤーして歯車がガッチリ噛み合う。そうなれば後は当然面白い。



映画化20周年記念作品という事で、過去の映画作品へのオマージュを所々で感じられた。
中でもジーンときたのは最後のゴロネスキーのしんちゃんへの約束。映画が始まって20年、アニメの中のしんちゃんたちに変わりは無いけど、それだけの年月は過ぎてしまったわけで、でも思い返してみればあっという間。多分次の10年20年もあっという間なのだろう。そしてクレヨンしんちゃんもやっぱり変わらず続いているのだろう。というような意味が込められた約束なのではないかと思った。
丸々20年お付合いしているわけでもないのに、たかだかここ1、2年のお付合いなのになんかジーンときてしまった。

それにしてもサンデー・ゴロネスキーはデカいキャラだった。体ではなく心がとてつもなくデカい。
太陽系の未来を考えてひまわりを王女として迎え入れるわけだけど、太陽系の未来ってどう考えればいいのか見当もつかない。
未だかつてこれほどまでに心のデカいキャラクターを見た事が無い。



ひろしがカッコ良かった。掃除機でナイスバッティングしてた。気合一発で飛行物体を操縦してた。
個人的好きなアニメキャラ1位は『ハイジ』のペーターなのだが、ペーターかひろしかといった感じに肉薄しつつある。
藤原啓治さんの怒鳴りが好き。というのも当然ある。



CGはそんなに多くなかった。ダイナミックな動きは背景動画、回り込みにより。いいお仕事。素晴らしい。



どっかでSHIN-MEN出てくんのかなぁと思ったけどそれはなく。次回の映画で?
今の所SHIN-MENって特別枠的な扱いだけど、それが徐々に通常のクレヨンしんちゃんとシンクロ、もしくは浸食していき、映画で壮大なストーリーが完結する。となったら面白そう。
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