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サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ [サ行の映画]


Side By Side [DVD] [Import]
『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ』
“SIDE BY SIDE” (2012・アメリカ・1h39)
監督 : クリス・ケニーリー  製作・出演 : キアヌ・リーヴス
出演 : ジョージ・ルーカス、ジェームズ・キャメロン、マーティン・スコセッシ、クリストファー・ノーラン、デヴィッド・フィンチャー、スティーヴン・ソダーバーグ、デヴィッド・リンチ、ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、ダニー・ボイル、ラース・フォントリアー、ロバート・ロドリゲス、ヴィットリオ・ストラーロ、アンソニー・ドッドマントル、ヴィルモス・ジグモンド、ジョン・マルコヴィッチ




映画はフィルムからデジタルへの移行という大きな変換点を迎えている。その過渡期である現在の状況を俳優キアヌ・リーブスが現場で働く映画人たちにインタビューしレポートする。



2012年12月22日(土)にオープンしたシネマ・カリテ。せっかくなら12日にオープンしたら覚えやすかったのに。
そのシネマ・カリテで初めて観た映画。



この映画の出演者の映画監督の中でのデジタル推進派はジョージ・ルーカスを筆頭として、ジェームズ・キャメロン、ロバート・ロドリゲス、スティーヴン・ソダーバーグ、デヴィッド・フィンチャー、ダニー・ボイル、デヴィッド・リンチ、ラース・フォン・トリアー、ウォシャウスキー姉弟など多数。
一方のフィルム派はクリストファー・ノーランが孤軍奮闘といった感じ。
マーティン・スコセッシはデジタル派だけど他のデジタル派がフィルムはもう要らないとしているのに対して、フィルムも残しつつデジタルといった所。

ウォシャウスキーのお姉さんのコメントで「失われるのは仕方のない事だし、時には必要な事。」とかなんとかそんな感じの事を言っていたけどお姉さんが言うと無茶苦茶説得力が有って、有り過ぎて笑ってしまった。
しかしお姉さん、すっかりお姉さんになってた。以前のお兄さんの時をあまり知らないので全然違和感無かった。



デジタルが万能で全く問題は無いという事では無くて、でも時代の流れとしてデジタル化は止められないという事なんだろうと思った。



かなり真面目なドキュメンタリー、インタビュー集だけど、インタビュアーがキアヌ・リーブスというのが場を和ましているように思えた。キアヌ相手だと話す相手もどこかリラックスしているような。

キアヌとラース・フォン・トリアー、キアヌとデヴィッド・リンチ、キアヌとジョン・マルコヴィッチ。意外な組み合わせが面白い。

キアヌ・リーヴスのインタビュアーとしての実力はどんなものなのだろう。この映画を観た限りではしっかりとこなしていたけど。天然系の何考えてるのか分からない人のイメージだったけど本当は頭のいい人なのかも。



デジタル技術においての色調整に関しても織り込まれていた。そこに触れられると『千と千尋の神隠し』の赤いDVD問題を思い出さずにはいられない。

映画館でジブリ作品がほとんどリバイバルされないのはやっぱりその赤いDVD問題のせいなのだろうか。
『千と千尋』をフィルムで上映して、やっぱり赤くねえじゃん。となったらもっと大問題だろうし。
そういう意味でスタジオジブリはデジタル派という事になるんだろうか。
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