クリード チャンプを継ぐ男 [カ行の映画]
『クリード チャンプを継ぐ男』
"CREED" (2015・アメリカ・2h13)
監督・原案・脚本 : ライアン・クーグラー 製作・出演 : シルヴェスター・スタローン
出演 : マイケル・B・ジョーダン、テッサ・トンプソン、フィリシア・ラシャド、アンソニー・ベリュー
アメリカが誇るボクサー、アポロ・クリード。その私生児である男はアポロのイメージを傷つけるため存在自体を否定されていた。それでもなおボクサーになる夢を諦めきれずアポロの好敵手であったロッキー・バルボアの元を訪れ指導を請うのだった。
『ロッキー』サーガ。本作は『ロッキー』のスピンオフという事で主人公はアポロの息子なんだけど、どうしてもロッキーの物語として観てしまう。
主人公を演じるマイケル・B・ジョーダンのボクサーとしての役作りとファイトシーンの素晴らしさが映画を引っ張っていてもそれでもロッキーの物語。
それは本作の主人公にロッキーにとってのアポロの様な好敵手な人物を登場させられなかった事がとても大きい様に思う。
そう考えるとアポロを演じたカール・ウェザースの功績は計り知れないものがある。
ロッキーは『ロッキー・ザ・ファイナル』で完全に現役を退き(『ロッキー』のオマージュとも言える『リベンジ・マッチ』ではデ・ニーロと戦っていたが)、もう二度とリングに上がらせないための設定が加えられ急激に老ける。そこまでする必要有るのかと思ったけど、そこまでしないとまたリングに上がりかねないので仕方ない。
エイドリアン、アポロ、ミッキー、ポーリー、そして最終的にはロッキーという事でサーガが幕を閉じるのだろう。
2016年の1本目。
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