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『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』 [映画クレヨンしんちゃん]

『映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』を観た。1993年、日本、1時間33分。
埼玉県春我部の5歳児野原しんのすけは大好きな特撮ヒーローアクション仮面に何事かが起きている事をただひとり察知する。テレビ番組のヒーローはかりそめの姿、その実体は本物のヒーローであるアクション仮面はハイグレ魔王により力の源でもあるアクションストーンを奪われていた。その間にハイグレ魔王の目的は着々と進んでいく。地球の平和を守るアクション仮面をお助けするのに選ばれたのはしんのすけだった。

"新文芸坐×アニメスタイル vol.158 30周年! クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王"にて。

午前と夜の2回の上映で夜の部は本郷みつる監督登壇のトークショー付き。午前の部で観た。
公開30周年を記念しての上映。これから毎年30周年作品が続くわけで、25周年だったら2018年から始まっていて今年だとシリーズ6作目のブタのヒヅメ。ついこの間な気がするB級グルメサバイバルがもう10周年。
スパイ大作戦から映画版もテレビも観始めて(それ以前に単発的にオトナ帝国と戦国大合戦は巷の評判が良かったのでレンタルで観ていた。)その時くらいにそれまでの映画版を観たと思う。それ以来に観るので十何年振りに観ると内容はすっかり忘れていた。これから毎年30周年上映をしてくれたら毎回新鮮な気持ちで観ることが出来そう。
今回は記念すべきシリーズ1作目だから特別なのか。

ハイグレ魔王の声は野沢那智さん。当時で既に大ベテランだったと思うがクライマックスでの巨大像を駆け上がる時の全力の熱演が素晴らしい。子供向け映画でも全く気を抜かないその姿勢に感動する。
不思議な駄菓子屋のお婆さん役は京田尚子さん。ウィキペディアでフィルモグラフィを見ると1970年代から既にお婆さん役を演じてらした。クレヨンしんちゃんではかすかべ書店店長役で準レギュラー。最近はあまり出番が無いが。映画『風の谷のナウシカ』の大ババ様の「その者青き衣を纏いて金色の野に降り立つ」の名セリフが京田さん。

1992年4月からテレビでの放送が始まりその1年後に本作が公開される。テレビの方は多分いわゆる日常アニメだったのだろうと思う。それが映画では一転して非日常の出来事を描く。多分それが映画版が長寿シリーズとなった最大の理由ではないかと思う。テレビの続きの日常を描いても話は限られてくるだろうし。ドラえもん、アンパンマンがやはり映画が長く続く理由も同じじゃないかと思う。ドラえもんとアンパンマンは元々が非日常ではある。一方でちびまる子ちゃんがそんなに多くの映画は作られずサザエさんに至ってはアニメの映画版は作られていない(実写版は有るみたい。)のはテレビで描かれる日常からそんなに大きくはみ出せないからなのではないだろうか。それを見越していたのかは分からないがクレヨンしんちゃんの場合は最初で非日常に踏み込んでいった。当時のお客さん、主にちびっ子たちがそれを受け入れてくれたからその後に続けられたのかもしれない。

丸美屋のふりかけおまけのキラキラシール。
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