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パッセンジャーズ [2009年3月に観た映画]


Passengers [Original Motion Picture Soundtrack]


『パッセンジャーズ』
“PASSENGERS” (2008・アメリカ) 1h33
監督 : ロドリゴ・ガルシア
出演 : アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デヴィッド・モース、ダイアン・ウィースト



飛行機墜落事故。その後に起こる不可解な出来事の真相は。






激しくネタバレ有り。







正直、事の真相に至るまではどうしようもなく退屈でした。
正直、事の真相もある程度予想出来ました。
が、観終わると何故か感動。

思うにあの世界は死後の世界。なのですが、そう取るよりも一つの可能性の世界。と取った方がいいのかと思います。
思いもよらない事故で人生が終わってしまった人たち。その人たちがもし事故が無かったらこうなっていたのかも。という可能性。

事故が起き絶望的状況の中でその可能性に繋がる運命の出会いが有った。
それを出会っただけで終わる事になってしまった皮肉としてではなく、最後に運命の人に出会えた事によって絶望の中で絶望のまま人生を終えたのではなく、少しでも未来を予感し前向きな気持ちでいられた。という所が悲しくも有り、でも感動。

皮肉ではなく前向きと思えたのはアン・ハサウェイによる所が大きかったと思います。
最初の内はこの人はシリアスモノは合わないんじゃないかと思っていました。顔の雰囲気が完全に陽の人なので。だから『ブロークバック・マウンテン』でもやや浮き気味な気がしました。
でも最後に見せるアン・ハサウェイの陽100%の笑顔、絶望の中で可能性の未来を予感した笑顔でこの映画は全てが救われたのだと思いました。



どうしようもなく退屈なのは事の真相を悟らせない為だと思います。
でも思い返すと冒頭の病院のシーンで真相に関係する人たちがチラッと出ていたような。
そういう伏線も所々で張り巡らしていたのかもしれませんが、それが映画の面白さとして機能していなかったような。
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hash

こんばんは。
A・ハサウェイはジュリア・ロバーツと雰囲気が似ているように思います。
ここまでのキャリアも似たようなところがあり、順調にいけば、大物になるような気がします。
by hash (2009-03-16 00:00) 

ヂュヌヴィエーヴ・F・ビヂョンド

hashさんniceとコメントありがとうございます。
なるほど確かに。片や『プリティ・ウーマン』片や『プリティ・プリンセス』。
ジュリア・ロバーツの姪っ子(エリック・ロバーツの娘さん)のエマ・ロバーツよりもポストジュリア・ロバーツな感じ。
ってエマ・ロバーツがどんな女優さんなのか知らないですが。
by ヂュヌヴィエーヴ・F・ビヂョンド (2009-03-16 19:53) 

テンプラ・ソバ・ニーロ

ぺん獣さん、niceありがとうございました。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-12-13 20:07) 

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