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西遊記 孫悟空VS白骨夫人 [サ行の映画]



『西遊記 孫悟空VS白骨夫人』
"西遊記之孫悟空三打白骨精" (2015・中国=香港・1h58)
監督 : ソイ・チェン
出演 : アーロン・クォック、ウィリアム・フォン、シャオ・シェンヤン、ヒム・ロー、コン・リー、ケリー・チャン



天竺へと向かう三蔵法師のお供をする事になった孫悟空、猪八戒、沙悟浄。旅の途中三蔵法師の命を狙う白骨夫人と戦う事になる。



ドニー・イェンが孫悟空を演じた『モンキー・マジック 孫悟空誕生』の続編。ドニー・イェンは降板し、前作で敵役だったアーロン・クォックが孫悟空を演じるという香港映画ならではと思える大胆さ。
主演俳優が変わっただけで話は前作からの続き。といっても前作の事はあまり覚えていなかった。
冒頭で三蔵法師と孫悟空が初めて出会って、そういえば『モンキー・マジック 孫悟空誕生』は二人が出会う前の話だったなあと薄っすらと思い出した。
そしてお釈迦様役はケリー・チャンで。その事も思い出した。両作品ともケリー・チャンの出演時間は同じくらい。

白骨夫人のエピソードは昔の日本のテレビドラマ『西遊記』でも観た様な感じ。なんとなくどう話が進んでいくのかは想像出来た。

終盤で仏教とはなんぞや。という問題がダイレクトにぶつけられる。
それは三蔵法師がまだ半人前だし、悟空たちに至っては仏教を信じる心さえ持っていないからこそそういった一番肝心な問題をダイレクトにぶつけられるんだろうと思う。
よく分からないが人が生きる上でこうありたいという理想なんではないかと思った。
理想は往々にして踏みにじられるものだけど、それでも理想を失ってはいけない。という事がこの映画では描かれている様に思った。
やっぱり香港映画は奥が深いなと。



まだ旅の途中なので続編が有る様な終わり方。このシリーズも気になるが、チャウ・シンチー版の方も気になる。
チャウ・シンチーはプロデュースに回り、ツイ・ハークが監督、こちらも俳優が変更になっている。とかいう情報。



白骨夫人を演じるのはコン・リー。相変わらずの美貌。美人は呆れ顔も綺麗。



キャラクターでは沙悟浄が面白かった。河童ではないし(元々そうらしい)、ひねくれてもいない。ちょっとアホで素直な怪力の青いおっさん。



シネマート新宿 ≪2016 夏の香港・中国エンターテイメント映画まつり≫にて。
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